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米Eastman Kodakは、米Paramount Picturesの新作映画「M:i:III(ミッション・インポッシブルII)」のデジタルシネマ上映に、同社の「コダック デジタルシネマ システム」が採用されたと発表した。 Paramountでは、4月からコダックの子会社レーザー パシフィック・メディアにデジタルマスターを送り、「デジタルプリパレーション」を実施。同工程では、デジタルシネマ用に映像、音声、字幕などに分割されたファイルし、それらのファイルを配信用にパッケージングする。 パッケージングされたデータは、8つの「リール」番号を付与して管理。データをHDDや衛星を介して、劇場に配信している。M:i:IIIの約170という上映スクリーン数は映画業界で史上最多級としている。 Paramountは、「M:i:III」のデジタル公開にあたり、2K(横方向2,048画素)以上の解像度を持つシネマプロジェクタの採用や、DCI(Digital Cinema Initiatives)の推奨仕様を満たしたセキュリティの確保などの基準を設けている。今回、Kodakのシステムがこれらの要件を満たしたと判断され、採用されたという。 □Kodakのホームページ(英文) ( 2006年5月11日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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