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ソニー、Blu-rayドライブ搭載ノートPC「type A」
-地デジチューナ/BDムーブも追加可能


6月24日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、Blu-ray Discドライブを搭載したノートPC「VAIO type A」を6月24日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は店頭モデルの「VGN-AR70B」が40万円前後の見込み。また、地上デジタルチューナを追加可能な、CTO販売の「VAIO・OWNER・MADE」モデル、「VGN-AR90S」(Windows XP Home)が27万5,000円~で、6月下旬より予約受付を開始する。

 そのほか、モバイルPCのVAIO type U「VGN-UX50」を5月27日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17万円前後の見込み。


■ type A

Blu-ray Discドライブ部。DVD/CD用と合わせてピックアップレンズを2基搭載
 17型ディスプレイ搭載のノートPCで、上位モデルの「VGN-AR70B」と「VGN-AR90S/PS」は解像度1,920×1,200ドットのフルHD液晶を搭載するほか、2層記録対応のBlu-ray Discドライブを内蔵。ピックアップレンズを2基搭載し、DVD/CDへの記録にも対応する。記録速度は、BD-R/RE 1倍速、DVD+R DL 2.4倍速、DVD-R DL 2倍速、DVD±R 8倍速、DVD-RAM 5倍速、DVD-RW 4倍速、CD-R/RW 8倍速。

 BD用のバンドルソフトとして、BD-ROM対応の再生ソフト「WinDVD BD for VAIO」や、HDVをキャプチャしたファイルをBlu-ray Discへ書き込み可能なライティングソフト「BD DiscRecorder for VAIO」が付属。BD DiscRecorder for VAIOでは、PS3などのBlu-ray Discプレーヤーで再生可能な形式で記録できるという。

 なお、同社のBlu-ray Discレコーダ「BDZ-S77」との再生互換性はない。再生はソフトウェアエンコードで、「MPEG-4 AVC(H.264)やVC-1のコンテンツ再生時にはコマ落ちが発生することがある」としている。また、WinDVD BDのリージョンコード設定は5回まで変更可能。そのほか、Blu-ray Disc再生時にはACアダプタからの給電が必要で、バッテリ駆動では省電力機能によるCPUパフォーマンス低下で正常に再生できない場合があるという。

地デジ対応モデルには、薄型化した新開発チューナを採用

 テレビ機能では、地上アナログチューナを搭載。地上デジタルチューナ搭載モデルは、CTO販売の「VAIO・OWNER・MADE」で販売し、同モデルのみの設定として、Blu-rayへのハイビジョンムーブ機能にも対応可能。SD映像に変換するDVD-RAMへのムーブも行なえる。

 なお、アンテナ入力は1系統のみで、デジタルチューナ搭載モデルではデジタル/アナログの排他利用となる。デジタルチューナ搭載モデルのB-CASカードは底面パネルを開けて入れる仕組みで、専用のドライバーも付属する。

 1080p出力をサポートするHDMI端子を1系統装備。液晶ディスプレイは、色純度が45%から72%に向上させたほか、厚さは従来モデルの10mmから7mmに薄型化した。グラフィックカードにはGeForce Go 7600GTを採用。

「AV MODEボタン」でAVメニュー用ランチャが起動

 AVコンテンツ用メニューを起動する「AV MODEボタン」を搭載。ランチャにより、Do VAIOや、SonicStageなどのソフトを起動できる。そのほか、デジタル放送視聴/録画アプリケーションの「StationTV Digital for VAIO」や、マスタリングソフト「SonicStage Mastering Studio」などを起動するショートカットボタンも装備。

 音声面では、ディスプレイの下部にバスレフ式のボックススピーカーを搭載。DSD音声に対応した高音質サウンドチップ「SoundReality」も搭載。


筐体にはマグネシウムを採用。ディスプレイ下部にスピーカーを備える 付属リモコン

 CPUは「VGN-AR70B」がCore Duo T2500(2GHz)、メモリ1GBを搭載。HDD容量は、店頭モデルの「VGN-AR70B」が200GB、「VAIO・OWNER・MADE」モデルの「VGN-AR90」は240/200/160GBから選択可能。また、両モデルともRAID 0/1をサポートする。OSはWindows XP Home Editionで、VGN-AR90ではProも選択できる。

 入出力端子は、HDMI×1、コンポジット入出力×各1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン×1など。メモリースティックスロットやSD/MMCスロットも装備する。そのほか、31万画素のWebカメラも搭載。さらに、既発売オプションのドッキングステーション(直販価格29,800円)を接続することで、S映像、コンポジット、DVI-D(HDCP非対応)、光デジタル音声出力なども追加可能。

本体右側にHDMIを搭載 反対側に光デジタル音声出力などを備える RF入力は背面に

 バッテリ駆動時間は付属バッテリパックで約2時間。外形寸法は約416×299.5×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.8kg。リモコンが付属する。


■ type U

type U

 外形寸法150.2×95×38.2mm、重量520gのモバイルPC。30GB HDDや4.5型ワイドのタッチパネル液晶や、131万画素カメラなどを搭載。

 インターネットやメールのほか、音楽やゲームなどのアプリケーションを起動するGUI「VAIOタッチランチャー」を採用。表示するボタンのカスタマイズが可能なほか、縦/横の表示切り替えもワンタッチで行なえる。

左右端がグリップとなるU字型の形状 キーボードはスライド収納できる VAIOタッチランチャー画面

 また、スタイラスを用いたジェスチャ機能と搭載し、音楽/映像再生時の音量や再生/停止/早送り/巻戻し操作などもサポートする。付属クレードル「ポートリプリケーター」との接続により、コンポジット映像出力も可能。「ポートリプリケーター」には、アナログRGB(D-sub 15ピン)やi.LINKに加え、FeliCaポートも備える。

コンポジット出力搭載のポートリプリケーター

WILLCOM「W-ZERO3」(右)との比較

 CPUはCore Solo U1300(1.06GHz)。メモリは512MB。ディスプレイ解像度は1,024×600ドット。無線LAN(IEEE802.11a/b/g)やBluetooth機能も内蔵。メモリースティックDuoスロットやCFカードスロットも装備する。

 バッテリ駆動時間は3.5時間。バンドルソフトとして、地図ソフト「プロアトラス2006 for VAIO」などが付属する。

 別売でi.LINK接続のDVDスーパーマルチドライブ「VGP-DDRW4」(オープンプライス/店頭予想価格4万円前後の見込み)も6月17日に発売。そのほか5月27日発売のBluetoothオーディオコントローラ「VGP-BRM1」にも対応する。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□VAIOのホームページ
http://www.vaio.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200605/06-0516A/
□製品情報
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2006/products_0516.html

(2006年5月16日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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