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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社は18日、ポータブルオーディオや車載機器向けに特化したオーディオプロセッサの最新チップ「MCF5251」を発表した。量産出荷はすでに開始している。
今回発表したMCF5251では、既存チップの「SCF5249/5250」と比較して新たにUSBホスト機能が利用できるUSB On-the-Go(OTG)機能をアップグレード、USB 2.0での高速データ転送に対応するようになった。ほかにもUDMA ATAインターフェイスも搭載、ATA66までのHDDとの接続が可能。 また、MicrosoftのWMA DRM10におけるサブスクリプションベースのコンテンツ所有権保護機能を強化するために、セキュアReal Time Clock(RTC)を搭載した。車載機器に搭載するために必要な規格「AECQ100」の認定も取得している。 さらに、Microsoftのポータブルオーディオ機器などの規格である「PlaysForSure 2.0」と「PlaysFromDevice」の仕様をサポート。これらの規格に準拠した製品では、例えば車載オーディオ機器とポータブルプレーヤーをUSBで接続、車載オーディオ機器上でポータブルプレーヤー内のファイル再生などの各種操作を行なう、といった機能が利用できる。同社の用意するリファレンスデザインを利用することで、こうした製品の設計が容易に行なえるという。 そのほかの仕様は、MP3などの圧縮オーディオファイルの再計算用に積和演算ユニット(eMAC)を搭載。CD再生機能や、MPEG-4 Simple Profileの再生に対応する動画再生機能、SDカード/MMC/コンパクトフラッシュ/スマートメディアなどのメモリカード用インターフェイスも備える。12bit ADC×6、車載機器との接続に使用するCANモジュール×2も備える。 □フリースケール・セミコンダクタのホームページ ( 2006年5月18日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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