イッツコム、HDD内蔵STB「Hit Pot」利用サービスを6月開始 －月額6,930円。秋以降に外付けHDDも利用可能予定

TZ-DCH2000

　イッツ・コミュニケーションズ株式会社(イッツコム)は、HDD内蔵型の新STB「Hit Pot」を利用した放送サービスを6月1日より実施する。Hit Potと多チャンネル放送サービス「iTSCOM TV ビッグ」をセットにした「ビッグ + Hit Pot」で、月額利用料は6,930円。

　イッツコムは4月に、Hit Potの第1弾として松下電器製のSTB「TZ-DCH2000」を導入すると発表。HDDを内蔵したダブルチューナ仕様のSTBで、ハイビジョン録画に対応するほか、裏番組録画/視聴や2番組同時録画に対応。EPGによる録画予約や追っかけ再生機能などを備えている。

　新パック「ビッグ + Hit Pot」は、Hit Potの録画機能を活かし、同社最多となる多チャンネルサービス「ビッグ」と組み合わせたもの。月額利用料6,930円にHit Potのレンタル代も含まれており、2台目以降は1台あたり4,620円で導入できる。ただし、各台に10,500円の取り付け初期費用が必要。

　「ビッグ」で視聴できるチャンネルは、地上デジタル/BSデジタル/110度CSに加え、ムービープラスやFOX、AXN、アニマックスなどの専門チャンネルや、自主制作番組もラインナップしている。

　EPG画面から番組を選択するだけで録画予約が可能。HD番組はHDDに最大23時間、SD番組は69時間録画が可能。また、外付けHDDを増設可能なi.LINK端子も備えているが、サービス開始当初は利用できず、2006年秋以降に利用可能になる予定。

　同社は「Hit Potの機能を利用し、“ビッグ”の幅広いプログラムを気軽に録画/視聴することで、CATVが持つ多彩性や専門性、地域性を理解してもらい、加入者獲得に繋げたい」としている。

　なお、Hit Potはイッツコムだけでなく、YOUテレビ株式会社、横浜ケーブルビジョン株式会社、株式会社横浜テレビ局のCATV 4社が導入を予定している。

□イッツコムのホームページ
http://www.itscom.jp/
□ニュースリリース
http://www.itscom.jp/release/article/fy2006/060518.html
□関連記事
【4月14日】イッツコムなど、HDD内蔵CATV向けSTB「HitPot」を導入
－松下製の「TZ-DCH2000」を5月より順次取り扱い
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060414/hitpot.htm

(2006年5月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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