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オンキヨー株式会社は、新開発A-OMFモノコックコーンとデジタルアンプを内蔵したアクティブ・サブーファ「SL-D1000(D)」を6月中旬に発売する。価格は157,500円。同社のフラッグシップモデルとなっている。 同じく6月中旬に発売するトールボーイスピーカー「D-908E」(147,000円/1台)と同様に、New A-OMFコーンユニットを進化させた、新開発A-OMFモノコックコーンをウーファユニットに採用。口径は30cm径で、2層のアラミド繊維でコットンを挟み込んだ振動板構造を採用。D-908EではPEN繊維も組み合わせていたが、D1000では超低域の再現力を高めるためにポリエステルを加えて剛性を高めている。 センターキャップと振動板を一体成型しており、高剛性と固有音の少なさを追求。ボイスコイルは100mm径で、磁気回路にはネオジウムを使用。アルマイト処理を施したアルミボイスコイルボビンも投入している。 アンプ部はデジタルアンプを採用。最大出力は200W(2Ω)A/Dコンバータには、ハイエンドAVアンプ「Integra」シリーズでも採用された「VL Digital」技術を使用。ベクトル発生器と積分器、反転トリガー発生器で構成される回路で、スパイクノイズが混入してもノイズの波形を上下対称で相殺し、エラーの無いA/D変換を実現するという。 エンクロージャはバスレフ型で、スリット型ダクトを採用。キャビネットとダクト部分を分離した構造になっており、不要な共振も防いでいる。エンクロージャの表面はリアルウッドの突き板仕上げ。 ハイカットフィルタ部には、レコードプレーヤーと組み合わせた際に利用する「SUBSONIC」、2重にフィルターを経由することを防ぐ「DIRECT」、ハイカットフィルタの無いアンプとの組み合わせて使用する「HIGH CUT」、両方のフィルターを作動させる「HIGH CUT&SUBSONIC」の4モードを用意。ハイカットオフ周波数は50/80/100/120Hzから選択できる。再生周波数帯域は20Hz~0.12kHz(FILTER時)、20Hz~2kHz(DIRECT時)。
スピーカーターミナルはバナナプラグ対応。RCAの入出力端子を備え、サブウーファの増設も行なえる。外形寸法は375×468×541mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は31.5kg。
□オンキヨーのホームページ
(2006年5月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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