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米MicrosoftとNECは24日、企業向けネットワーク領域の協業強化や、特許クロスライセンスの締結など協力関係を拡大することを発表。コンシューマ製品においても、Windows XP Media Center Editionの積極採用や、Windows Vista搭載製品での協業、ポータブルメディアデバイスの開発などで協力していく方針を明らかにした。
協力関係の拡大は、IPテレフォニーサーバー「UNIVERGE SV7000」における、Microsoftの「Office Communications Server 2005」の連携や、開発ロードマップの共有、VoIPのビデオ/音声品質の向上など、企業向けネットワーク製品が中心。さらに、次世代高信頼サーバーでのアライアンス強化、開発協力や、ハイパフォーマンスコンピューティング分野での協業などを含んでいる。 また、特許の相互ライセンス契約も締結し、IT、ネットワーク分やを中心に開発協力の緊密化を図る。 コンシューマ向け製品においては、Windows Vistaの発売に向け、共同開発を推進するほか、Windows XP MCEの搭載モデルの拡大を図る。MCEのトップメニュー[メディアオンライン]に「BIGLOBEストリーム」を組み込んだほか、地上デジタル放送対応や、高画質化、日本のラテ欄的な番組表など、日本向けの機能開発で開発協力を行なっていく。 また、ポータブルメディアデバイスについても、協力関係を築いていくほか、関連製品の販売促進でも協力を強化する。
NECの矢野薫社長は、「従来通りのデータだけでなく、ビデオや音声の伝送もIP化される時代になった。ITとネットワークのコンバージェンスに向け、それぞれの技術/商品をインテグレートしていく」と提携の意義を強調。 米Microsoftスティーブ バルマーCEOは、「入社時の最初に担当した顧客がNECの技術者達。20年以上のパートナーシップを築いてきたが、以来PCやネットワーク分野でトップシェアと維持してきた。サーバーから、ネットワーク、PCなどのコンシューマ製品などを用意するNECは、Microsoftが最も広い範囲でコラボレーションできるパートナーだ」とアピールした。
□米Microsoftのホームページ ( 2006年5月24日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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