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日本音楽著作権協会(JASRAC)は、ダウンロードしたコンテンツを一定期間再生可能とする「有期限型ダウンロード」や、Podcastingのような「音声番組」など、新しい音楽配信方法に対応する新料率を設定。6月1日より利用許諾を開始した。 これらの新料率にについては、利用者代表であるネットワーク音楽著作権連絡協議会(NMRC)との合意の上、現行の使用料規定第11節インタラクティブ配信の範囲内での暫定運用となる。
■ 有期限ダウンロード “7日”や“1カ月”など、ダウンロード後の再生可能期間が制限された音楽コンテンツ向けの仕組み。JASRACでは、「DRM技術により、データを受信した端末でのみ再生が可能であり、ダウンロード後の再生期間に制限がある配信」と定義している。 その中でも、音楽としての利用と、それ以外に区別。さらに、ダウンロード先で再生可能な日数を“7日以内”、“30日以内”と2段階に分けて一曲ごとの利用料率を設定した。また、商用利用のタイプにより、料率が異なっている。 音楽コンテンツでの1曲1ダウンロード当たりの使用料率は、広告収入無しで7日以内の場合3.5円。30日以内の場合4.5円。有期限ダウンロードの利用料率は以下の通り。
なお、今回の有期限ダウンロード料率では、「受信先の端末機械から他の記憶装置への複製ができないもの」と規定されており、“パソコンでダウンロードしてからポータブルプレーヤーに転送する”という利用には適用されない。
■ 音声番組 新たに設定された「音声番組」は、「Podcastingのように一曲または複数の楽曲とコメントなどの音声のみで構成され、分割して受信することができない番組(楽曲のみで構成されたものを除く)」と定義。 広告収入の有無や、再生期限の“なし”、“7日以内”、“30日以内”の違いにより。使用料率を設定している。
□JASRACのホームページ ( 2006年6月1日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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