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株式会社プレゼントキャストは、動画配信のポータルサイト「DOGATCH」(ドガッチ)の「プレ・サービス・サイト」を6月1日正午にオープンした。株式会社インデックスからインターネット配信権を取得した「2006 FIFA ワールドカップ ドイツ」の全64試合を含む3大会の速報・ハイライト映像を無料配信する。
プレゼントキャストは4月3日に、株式会社電通、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、株式会社アサツー ディ・ケイ、株式会社東急エージェンシー、日本テレビ放送網株式会社、株式会社東京放送(TBS)、株式会社フジテレビジョン、株式会社テレビ朝日、株式会社テレビ東京の広告代理店4社、テレビ局5社が設立した事業会社。
無料配信は、提供スポンサーの動画コマーシャルとインターネットバーナー広告により実現。無料配信するサッカーの試合は、2006年のドイツ大会全64試合の速報(各試合4分)とハイライト映像に加え、2002 FIFAワールドカップ 韓国・日本、FIFA コンフェデレーションズカップ 2005のハイライト映像や試合情報も配信。また、民放テレビ5局の解説者や、キャスター、プロデューサーのインタビュー映像も無料配信する。 サービスの利用には無料のユーザー登録が必要で、入力したメールアドレスに送付されたURLにアクセスすることで登録が完了する。一度登録が完了すればCookie情報により設定の必要なく視聴可能。動画はMacromedia Flash形式で配信され、WindowsとMac OS環境をサポートしている。
サイトのTOPページ画面下部に民放各局の番組情報を表示し、1日に各局3番組程度の番組情報をサムネイルで紹介する。現在は番組の静止画を表示している枠も、今後はPR動画を配信できるよう各局と交渉を続けているという。また、民放各局が運営する動画配信サービスとも連携し、各局へのリンクを用意する。
サイトで表示される番組情報は、インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)の「G-GUIDE」を採用している。現在は番組名と放送時間が一覧表示されるだけだが、IPGでは同日に、オンライン対応の動画コンテンツ機能を開発、DOGATCH内で展開する検討を開始したと発表している。
無料動画配信サイトとしては「GyaO」や「Yahoo!動画」などが先行しているが、石川社長は「DOGATCHは、基本的にテレビ局へのコンテンツへ誘導するとう立場をとっている。事業の形態がそもそも違うので、直接のライバルとは思っていない」という。 しかし今後の可能性については「独自コンテンツを制作すると考えはあまりないが、スポンサーが持ち込んだものや、放送波には流れないオリジナルコンテンツを配信するという可能性はある」と言及。ただし、「例えば過去のテレビ番組を配信する場合も、その時は民放各局が自ら配信サービスを行なうだろう。我々はあくまでナビゲートの立場」とした。 また会員登録の目標数は、「個人的な希望だが、できるだけ早期に100万人を達成したい」(石川社長)とするにとどまり、「まだプレオープンの段階なので、その状況をみて、目標を決めたい」として、具体的な目標は明らかにしなかった。なお、本格サービスは秋に開始する予定だが、その具体的な内容については「現在検討中」とした。
□プレゼントキャストのホームページ
(2006年6月1日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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