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デノン、フルサイズのノウハウを投入したミニコンポ
-“ヨーロッパチューン”スピーカーなど新シリーズ


6月下旬発売

標準価格:26,250~49,350円


 株式会社デノンコンシューマーマーケティングは、同社のフルサイズ製品のノウハウを生かした、高級ミニコンポ「D-F102シリーズ」を6月下旬より発売する。チューナ/アンプや、CDプレーヤー、MDプレーヤーなど5製品から構成され、価格や発売日は以下の通り。

品名製品価格
DRA-F102FM/AMチューナ内蔵
アンプ
49,350円
DCD-F102CDプレーヤー37,800円
DMD-F102MDデッキ47,250円
DRR-F102カセットデッキ26,250円
SC-F102SGスピーカー49,350円
(ペア)

 同社のフルサイズコンポ「AEシリーズ」のイメージを踏襲したフロントパネルデザインとし、ボディカラーもAEシリーズと同様のプレミアムシルバーを採用。アルミを使用したフロントパネルボリュームノブ、パワーボタンなど、Hi-Fiオーディオシステムらしいデザインを取り入れながら、幅/奥行きを250mmに抑え、省スペースでの設置を可能とした。


■ DRA-F102

 FM/AMチューナを内蔵したステレオアンプ。アンプ部の出力は45W×2ch(4Ω)。同社製アンプで採用実績のあるHCトランジスタにより、ハイパワーかつ安定感ある再生性能を実現し、各回路でチューンを施すことで、80kHzまでの周波数特性を確保。ソースを問わないワイドレンジ再生に対応したという。

DRA-F102。ポータブルプレーヤー向けのステレオミニ入力を装備 背面。PHONO入力などを装備する

 出力段はディスクリート構成とし、ステレオセパレーションの向上や、ノイズ低減を図っている。電源回路も低歪み/低損失のトロイダルトランスと、高音質ブロックコンデンサの採用などにより、安定した電源供給を実現。

 また、セットで用意されるバスレフ型スピーカー「SC-F102SG」の特性に合わせ、理想的なドライブを行なうという「SPEAKER OPTIMISE回路」を搭載。低音域を制御し、超低域から高域まで音崩れのない再生が可能という。なお、同回路は他のバスレフ型スピーカーでも有効に動作する。

 入力端子は、アナログ音声入力×6で、1系統はPHONO(MM)対応。フロントパネルにステレオミニの音声入力を装備し、ポータブルオーディオプレーヤーなどを接続できる。アナログ音声出力×2やサブウーファ出力も装備する。また、別売のiPod接続用ドック「ASD-1R」を接続し、DRA-F102のリモコンからiPodを操作可能。再生/停止などの操作が可能で、RA-F102のディスプレイ上に曲名やアーティスト名などを表示できる。ただし、日本語表示には対応しない。

 FM/AMチューナ部はプリセットを40局までメモリ可能。タイマー機能も搭載する。消費電力は85W。外形寸法は250×250×82mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.5kg。専用のシステムリモコンが付属する。


■ DCD-F102

DCD-F102

 D-F102シリーズ用のCDプレーヤー。上位モデルに採用している高精度DACを内蔵し、S/N比やダイナミックレンジの向上を図っている。CDのデジタル信号を8倍精度でサンプリングしてDACに送る、「8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター」を搭載し、クリアな再生品質を実現したという。

 音楽CDのほか、MP3/WMAを記録したCD-R/RWの再生に対応。再生周波数帯域は2Hz~20kHz、S/N比は105dB、ダイナミックレンジは100dB。出力端子はアナログ音声×1、光デジタル音声出力×2を装備する。消費電力は12W。外形寸法は250×250×82mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg。



■ DMD-F102

DMD-F102

 MDLP対応のMDデッキ。MDグループ管理機能やCDからMDへの録音をワンタッチで行なえるCDシンクロ録音機能を搭載。音楽再生中に専用ボタンを押しておくと、任意の曲でエンターボタンを押すだけで、CDやFMなどで再生中の曲を頭から録音できる「MD PICK REC」機能も備えている。

  入力端子は光デジタル×2、アナログ音声×1。出力端子は光デジタル×1、アナログ音声×1。消費電力は14W。外形寸法は250×250×82mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。



■ DRR-F102

DRR-F102

 水平ローディングメカを搭載したカセットデッキ。テープを安定した状態でホールドできるため、カセットの振動を抑え、高音質な録音/再生が可能という。

 DCD-F102とのシンクロ録音に対応。ドルビーBノイズリダクションも備えている。ープは録音がNORMAL/HIGH、再生はNORMAL/HIGHに加え、METALテープにも対応する。オートリバースやタイマー録音機能などを搭載する。外形寸法は250×250×82mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。



■ SC-F102SG

SC-F102SG

 D-F102シリーズに最適化した2ウェイスピーカー。ヨーロッパのサウンドデザイナーとDENONが共同で開発し、バッフル板は天然木突板セミグロス仕上げを採用。内部には抑振板を装着し、クセのない素直な音を実現したという。

 エンクロージャはバスレフ式。14cm径のコーンウーファと、2.5cm径のツイン・ドームツィータからなる2ウェイ2スピーカー構成で、ウーファは新開発のD.D.L(DENON Double Layer)コーンを採用。広帯域に渡り、正確なピストン動作を実現すると共に、エッジの共振が再生特性に悪影響を及ぼさないよう、構造設計したという。ユニットフレームは非磁性体のB.M.C.(Bulk Mold Compound)製。

 再生周波数帯域は40Hz~40kHz。クロスオーバー周波数は3kHz。音圧レベルは86dB/W・1m。インピーダンスは6Ω。外形寸法は164×272×278mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.3kg。コルク製フット(1シート4枚)×2シートや、吸音スポンジが付属する。


□デノンのホームページ
http://denon.jp/
□ニュースリリース
http://denon.jp/company/release/df102.html

( 2006年6月2日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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