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シャープ株式会社、ソニー、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(So-net)、株式会社東芝、株式会社日立製作所、松下電器産業株式会社の6社は5日、ブロードバンド対応のデジタルテレビ向けに、共通のテレビポータルサービスを提供する事業会社を共同で設立することで合意したと発表した。 So-netを除く5社は、2月にデジタルテレビ向けのポータルサービスの共通仕様などを検討する「DTVポータル検討ワーキンググループ(DTP-WG)」を結成。テレビ向けポータルのあり方や、その実現に必要な端末技術仕様などについて、共同で検討を実施。事業化も検討していた。 その結果、「広く国内外のメーカーの機器で共通に利用できるオープンなテレビポータルサービスを提供する、事業主体の必要性について意見が一致。早期実現を図るために、So-netを加えた6社共同で事業会社を設立することで基本合意に至った」という。 なお、松下電器は同様のサービスとして既に「Tナビ」を展開。So-netも「TVホーム」を手掛けているが、これらのサービスとの関係については両社とも「まだ検討段階。具体的なサービスイメージを新事業会社で詰めていきたい」と説明している。 事業会社の会社名は「テレビポータルサービス株式会社」(予定)。7月7日の設立を予定しており、資本金(資本準備金)は10億円。出資比率は松下電器が35%、So-netが25%、そのほかのソニー、シャープ、東芝、日立は各10%となっている。
6社は新ポータルサービスのイメージとして「VODなどの映像配信サービスや、生活情報サービスなどを提供する事業者やコンテンツホルダに幅広く参加してもらい、ユーザーが安心・安全・便利に利用できる、楽しく生活に役立つサービスを提供する予定」としている。
□シャープのホームページ
(2006年6月5日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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