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株式会社バッファローは、H.264(MPEG-4/AVC)で直接録画が行なえるUSB2.0接続のテレビキャプチャユニット「PC-MV9H/U2」を6月下旬より発売する。標準価格は28,770円。対応OSはWindows 2000/XP。 Qpixel製H.264ハードウェアエンコーダ「QL201」を搭載、H.264で直接テレビ録画が行なえる。バッファロでは、H.264のリアルタイム録画が可能なコンシューマ向けUSB外付けテレビキャプチャユニットとしては世界初としている。また、PC-MV9H/U2を利用して、手持ちのMPEG-2ファイルなどからH.264へトランスコードを行なう機能も搭載する。
【訂正】 録画可能なフォーマットはH.264のみ。録画モードとして「H.264」、「iPod」、「PSP」の3種類を用意。録画モードでH.264を選択した場合、「MainProfile(CABAC)」、「MainProfile(CAVLC)」、「Baseline profile」の3種類のプロファイルが選択可能なほか、ビットレートや解像度の手動設定も行なえるようになる。解像度は最大720×480ドットで、ビットレートは最大10Mbps。 録画モードで、iPod/PSPを選択すると、それぞれの機器向けの画質設定で録画が行なわれる。解像度は320×240ドットで、ビットレートは768kbpsか384kbpsから選択。これら設定を利用して録画した番組は、録画終了後に再変換を行なわずに自動でPSPやiPodに転送することが可能。PSPの場合は、PSP本体かメモリースティック対応のカードリーダ/ライタなどを接続しておくことで、そこに録画済ファイルが転送される。iPodの場合には、インストール済みのiTunesにファイルを登録、iPodが接続されている場合は同期を行なう。 高画質化回路として、NEC製のゴーストリデューサや3次元Y/C分離/3次元NR回路を搭載する。なお、3DY/Cと3DNRは排他利用となる。古いビデオテープなどの映像で発生するジッターなどを補正するタイムベースコレクタを備えるほか、リアルタイムでプログレッシブ処理を行なうバッファロー独自の専用チップを備えており、コーミングノイズを低減する。 チューナは地上アナログ対応。分配器を内蔵して、スルー出力が行なえる。入力端子はアンテナ、S映像、コンポジット、アナログ音声を各1系統備えるほか、背面にはサービスコンセントとアンテナ出力を備える。USBハブ機能を備えており、前面と背面にUSB端子をそれぞれ備える。なお、PCとの接続には背面のミニUSB端子を利用する。1台のPCに対して最大10台までの同時接続が可能で、複数番組の同時録画/視聴が行なえる。 筐体は同社の外付けHDDで採用する放熱性の高い金属「コーベホーネツ」を採用するファンレス設計。外形寸法は170×180×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は890g。 付属ソフトはテレビ視聴/録画ソフトの「PcastTV2」、H.264ファイルに対応する編集ソフト「Cyberlink PowerDirector5 for BUFFALO」。 PCと接続せずに、USB接続の外付けHDDや同社のネットワークメディアプレーヤー「LinkTheater」などと連携して番組録画を行なえる同社独自の「Link de 録!! 」機能には発売当初は対応せず、ファームウェアのバージョンアップで対応予定。
□バッファローのホームページ ( 2006年6月14日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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