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オンキヨー株式会社は、コンパクトなCDチューナー・アンプ「CR-D1」と、ブックシェルフスピーカー「D-D1E」を7月15日に発売する。価格はCR-D1が52,500円、D-D1Eがペアで27,300円。
■ CR-D1
CDプレーヤーとFMチューナを内蔵したアンプ。アンプ部はデジタルアンプとなっており、定格出力は40W×2(4Ω)、最大出力は60W×2(4Ω)。ハイエンドAVアンプ「Integra」シリーズで採用されたデジタルアンプ技術「VL Digital」を投入。A/D変換にPWM(パルス幅変調)方式を採用したもので、積分型変調回路を構成。スパイクノイズに起因するエラーを排除することで、正確なパルス幅変調を実現できるという。 DACは24bit/192kHzはWolfson製。独自のアナログ波形生成技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」回路も備えており、パルス性ノイズを含まないアナログ波形を生成。音楽CD、DVDといったデジタルソースをクリアに再生できるとしている。
さらに、オプションのワイヤレス伝送システム「UWL-1」(オープン/実売16,000円前後)と組み合わせが可能。パソコンのUSB端子に接続する送信機と受信機をセットにしたもので、USBオーディオとして動作。再生音を2.4GHz、非圧縮のデジタル伝送し、受信機に搭載した光デジタル音声出力、もしくはステレオミニ出力をアンプに接続する。CR-D1本体には、UWL-1への電源供給用端子も設けている。
iPodとの連携も可能で、クレードル型のオプション「DS-A1」(直販8,400円)と組み合わせることで、CR-D1のリモコンからiPodを制御できる。また、前面にステレオミニの入出力も備えており、そのほかのポータブルプレーヤーとも手軽に接続できる。
FMチューナを内蔵。AMチューナは内蔵していない。音声入力は光デジタル×1、アナログ(RCA)×3、ステレオミニ×1。出力は光デジタル×1、アナログ(RCA)×2、ステレオミニ×1、サブウーファ×1、ヘッドフォン×1。外形寸法は205×335×116mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.5kg。
■ D-D1E
ハイエンドトールボーイ「D-908E」のユニットや、キャビネット構造を踏襲した2ウェイブックシェルフスピーカー。10cm径のA-OMFモノコックウーファと、3cm径のリングツイータを搭載する。 A-OMFモノコックは、コットンをPEN(ポリエチレンナフタレート)繊維とアラミド繊維で挟み込んだ3層構造で、高い強度を確保。センターキャップと振動板を一体成型しており、分割振動の要因を排除している。ツイータは外径30mm、内径18mmのリング型振動板を採用。直径25mm径のボイスコイルを使用し、振動板の内周と外周の中間点を駆動させるバランスドライブ構造を採用した。
エンクロージャはバスレフで、独立型のスリットダクトを採用した「AERO ACOUSTIC DRIV」となっており、スピード感のある低音を実現できるという。システム全体の再生周波数帯域は50Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2.5kHz。外形寸法は148×220×260mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.1kg。ターミナルは金メッキのネジ式で、バナナプラグにも対応する。
□オンキヨーのホームページ
(2006年6月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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