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オンキヨー株式会社は、複数のリスナーが最適なサラウンドを楽しめる自動音場補正機能を備えたAVアンプ「TX-SA604」を7月29日に発売する。価格は84,000円。カラーリングはゴールド(N)とシルバー(S)を用意する。
2005年5月に発売した「TX-SA603」(81,900円)の後継モデルで、実用最大出力185W×7ch(6Ω時)の7.1chアンプ。付属のマイクを使用し、スピーカーの数やサイズ、視聴位置までの距離、各スピーカーのレベルなどの項目を自動的に設定する自動音場補正機能を搭載。これまでの「Auto Speaker Set-up」から「Audyssey2EQ」にバージョンアップしており、視聴エリア内の3つの位置で測定することで、複数のリスナーが同時に楽しめる視聴エリアを設定できるようになった。 独自のアナログ波形生成技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」回路も装備。パルス性ノイズをローパスフィルタで低減するのではなく、ノイズの特性を分析し、プログラム制御でノイズを完全に取り除くという。 192kHz/24bit D/Aコンバータを採用するほか、小音量再生時のバランスを保つ「オプティマム・ゲイン・ボリューム」、低域再生能力を向上させる「ダブル・バス回路」などを装備。ステレオ再生用の「Pure Audioモード」も搭載。フロント2chだけでサラウンド再生が行なえるというバーチャルサラウンド技術「Theater-Dimensional」も利用できる。 映像入力としてHDMI入力を2系統、出力を1系統搭載。D4/コンポーネント/S映像/コンポジットに入力された映像をHDMIへ変換して出力するビデオ・アップコンバート機能や、時間軸でのジッターノイズを低減する「タイムベースコレクター(TBC)」も備えている。 また、同社のiPod用RI Dock「DS-A1」の接続に対応。DS-A1に乗せたiPodを、TX-SA604のリモコンで制御でき、iPodの再生音にVLSCを使用できる。ほかにも、7.1chのアナログ音声入力も1系統備えている。
デコーダはドルビーデジタルEX、DTS 96/24、DTS-ES(ディスクリート/マトリックス)、MPEG-2 AAC、ドルビープロロジック IIx、DTS Neo:6などに対応。さらに、独自モードとして「Orchestra」、「Unpluged」、「Studio-Mix」、「TV Logic」、「Mono Movie」、「Full Mono」、「All Ch Stereo」も利用できる。
音声入力端子は、光デジタル×4、同軸デジタル×2、アナログ音声(2ch)×7、アナログ音声(7.1ch)×1。音声出力は光デジタル×1、アナログ(2ch)×3、アナログ音声(7.1ch)×1を用意。映像入力はHDMI×2、D4×3、コンポーネント×3、S映像×5、コンポジット×5。映像出力はHDMI×1、D4×1、コンポーネント×1、S映像×3、コンポジット×3を備える。外形寸法は435×377×174mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。
□オンキヨーのホームページ
(2006年6月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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