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株式会社日立製作所は、業界で初めて、ホワイトボードに投写するモードを備えた液晶データプロジェクタ2モデルを発売する。発売時期と価格は、ネットワーク機能やSDカードスロットを備えた上位モデル「CP-X268AJ」が8月下旬で346,500円、下位モデル「CP-X260J」が7月上旬で298,200円。 いずれも0.6型、解像度1,024×768ドットの液晶パネルを搭載したデータプロジェクタ。光源は200W UHBランプで、明るさは2,500ルーメン。手動フォーカスで、1.2倍の手動ズームレンズを備えている。 最大の特徴は、業界初となる「ホワイトボード投写モード」を備えたこと。これまでのプロジェクタではホワイトボードに投写すると光が乱反射し、映像が見づらいことがあったが、同モードを利用すると白信号のピークが半減。より見やすい投写が行なえるという。また、黒と緑の黒板に対応したモードも用意。黒板もスクリーンとして利用できる。 プロジェクタとしての主な機能は共通だが、X268AJにはネットワーク機能を搭載。Ethernetポートを備え、IEEE 802.11g対応の無線LAN機能も搭載。最大4大までのパソコンからネットワーク経由で表示が行なえるほか、時間指定の電源ON/OFFや、内蔵時計の自動補正、ランプ使用時間や異常の監視などの管理も行なえる。 さらに、SDメモリーカードスロットやUSBメモリ/外付けHDDを接続できるUSB端子も装備。カードやメモリ内のデータを表示することで、パソコンを使わずにプレゼンテーションが行なえる。 両モデルともパソコンのワイド解像度出力の正確な表示が可能。自動台形歪み補正機能も使用できる。パスワードによるセキュリティー機能や、防犯効果を高めるというセキュリティーラベルも同梱。起動は電源ONから約4秒で投写できるほか、使用後のクールダウンも不要。プレゼン終了後すぐに収納/移動できる。
入力はD-sub 15ピン(アナログRGB)×2、コンポーネント×1、コンポジット×1、S映像×1。音声入力はステレオミニ×2、RCA(アナログ音声)×1を装備。出力1Wのモノラルスピーカーも装備する。映像出力はD-sub 15ピン(アナログRGB)×1、音声出力はステレオミニ×1。RS-232Cのコントロール端子も備えている。P>
外形寸法は306×249×106mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重量は「CP-X268AJ」が3.3kg、「CP-X260J」が3kg。リモコンが付属する。
□日立のホームページ
(2006年6月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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