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株式会社IMJは4日、韓国icube製のiPod関連機器を国内展開する新ブランド「iLuv」を立ち上げた。同社のiLuvブランドの新製品として、第5世代iPod(ビデオiPod)を接続してiPod内蔵HDDに直接録画を行なうレコーダ「iLuv-i180WHT」を8月上旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は19,800円前後の見込み。
■ iPodのHDDにダイレクト録画 iLuv-i180WHTは、Dockコネクタで接続したビデオiPodの内蔵HDDに直接映像を録画するレコーダ。チューナは内蔵せず、S映像/コンポジット入力の映像にのみ対応する。音声はアナログ音声入力に対応。液晶ディスプレイは搭載しない。対応するiPodはビデオiPodのみで、それ以外のiPodを接続した場合、充電は行なわれるが、録画は行なえない。 本体上面にiPodを直接搭載可能なDockコネクタを装備、iPodを載せて利用する。接続中はiPodの充電も同時に行なう。外形寸法は110×110×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は270g。
録画操作などは、上面に備える「録画開始/停止」ボタンと終了時間を手動で設定するための「TIMER」ボタンで行なう。TIMERボタンを使用することで、録画中の映像を一定時間後に終了させることが可能で、30/60/120/180分後までの指定ができる。なお、時計を内蔵していないので、時間に合わせて録画を開始するような予約録画には対応しない。設定した終了時間は本体上面に備える青色LEDで確認できる。 録画は手動でREC/STOPボタンを押すほかに、映像入力を監視して、ビデオ信号が入ると同時に録画を開始するスタンバイ録画も可能。スタンバイから録画を開始した場合には、信号が消失すると録画も自動で終了する。 iLuv本体の状態はREC/STOPボタン内に備えるLEDで確認できる。iPodを接続していない時はオレンジ色に点灯。接続後にiPodを認識するまでの間は緑色に点滅し、iPodを認識して録画準備が完了すると緑色に点灯する。録画中は赤色に点滅、スタンバイ時は赤色が点灯する。
録画フォーマットはMPEG-4 SPのみで、MPEG-4/AVC(H.264)には対応しない。画質設定はビットレートの違いから「画質優先」「標準」「ファイルサイズ優先」「ファイルサイズ最優先」の4モードを用意。画質モードとビットレートの違いについては以下の通り。
■ PC上で設定、iPod経由でiLuv本体に反映 画質設定などはiLuv-i180WHT本体上では行なえず、PC用の専用ソフト「i180Setup」を使用する。対応OSはWindows 2000/XP。ソフト上で設定した内容を接続したiPodのフォルダに転送。iPodとiLuv本体を接続した際に設定情報を反映する。そのため、iLuv本体とPCとの接続は不要。
PC用ソフトで設定可能な項目は画質設定以外に、録画で利用するiPodのHDD容量、録画時にファイル名の先頭に付く文字設定、iPodのHDD容量が少なくなった時に、古い録画ファイルを自動で削除する自動削除設定、iLuv本体のファームウェアアップデートなど。 録画ファイルは、iPodの「Music」フォルダ内に「icube」フォルダを作成して、そこに保存していく。またiLuv本体が参照する設定ファイルやファームウェアなどのデータは全てこのフォルダに保存される。録画ファイルはソフト上から指定フォルダへのバックアップが可能。 利用時の注意点としては、iPodの設定を「音楽を手動で同期/Podcastを手動で更新」にしておくほかiPodを「ディスクとして使用する」設定を有効にしておく必要がある。特に各種更新設定が自動にしてあると、iPod内の録画ファイルは全てiTunesによって消去されるという。
同社では、今回のレコーダや、スピーカー新製品だけでなく、今後もバッテリーや、ヘッドフォン、FMトランスミッタなどiPod用アクセサリを中心に、デジタルオーディオ周辺機器を幅広く取り揃えていきたいとしている。現在は、米国iLuvが発売済みのiPod用外部バッテリ搭載シリコンケース「i603」などの発売を検討しているという。 □IMJのホームページ ( 2006年7月4日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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