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携帯の音楽利用は一割以下、楽天リサーチ調査
-ダウンロード利用率低め、LISMOはCD利用が8割


7月6日発表


 楽天リサーチ株式会社は、株式会社三菱総合研究所と共同で携帯電話の利用状況などを調査する「第22回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」を行なった。今回の調査では、携帯電話の音楽利用等について調査。対象は、15~69歳までの男女で、調査は6月7~12日にかけてインターネットで行なった。

 回答者は合計2,400人(男女比50%:50%)。携帯電話に関連する主要調査については、NTTドコモ(43.3%)やau(24.2%)、ボーダフォン(18.7%)、TU-KA(2.3%)の主要キャリア4社の携帯電話利用者2,122人(回答者の88.4%)が対象となる。

 ここ3ヵ月以内にオーディオプレーヤーや携帯電話を使って音楽を聴いた人の割合は、携帯電話が全体の9.2%。デジタルオーディオプレーヤーが23.9%、MDプレーヤーは11.7%で、携帯電話で音楽を聴いている人の割合はまだ少ないことが分かる。

 携帯電話で音楽を聴く人のうち、CDリッピングが60.6%、携帯電話用配信サイトからのダウンロードが40.7%となった。配信サイトを利用しているユーザーのうち、過去1ヵ月の着うたフルのダウンロード曲数は、1曲や2曲が最も多く、合計すると47.8%で約半数を占めるなど、頻繁に利用するユーザーは少ない。なお、着うたフルを利用したことのない人の、今後の利用意向は、「今後是非利用してみたい」が9.9%で、「利用したくない」は36.8%。

モバイル音楽端末利用状況 着うたフルのダウンロード曲数

 また、auがサービス提供を開始した「LISMO」について、調査対象のauユーザーからの回答を集計した。LISMO対応機種をもっているユーザーは11.7%。そのうち「利用している」は5.0%となった。利用者の内訳としては、CDリッピングが86.2%と圧倒的に多く、着うたフルは48.3%。携帯電話で購入した楽曲をパソコンに転送して再生/保存しているユーザーは20.7%、LISMO MUSIC STOREを利用して楽曲をダウンロード、携帯電話に転送して利用しているユーザーは3.4%だった。

 また、LISMOを利用していない回答者に対して、同等のサービスの利用意向を聞いたところ、「利用したい」が8.0%で、「利用したくない」が31.1%となった。利用したくない理由としては「配信楽曲の料金の高さ」が多く、利用したくない理由の33.1%を占めた。

LISMOで利用している機能 携帯とPCの連携サービスの改善要望点

 携帯電話とオーディオプレーヤーの統合端末の利用意向では、調査対象全体の39%が利用したいとしている。

 逆に利用したくない理由のうち、現在オーディオプレーヤーを利用しているユーザーの中では「バッテリに不安」が65.3%、「携帯電話とオーディオプレーヤーは別々に扱いたい」が63.8%と多い。また、現在利用していない人については「そもそも外出しながら音楽を聴こうと思わない」が43.7%、「携帯電話やポータブルオーディオで音楽を聴きたくない」が32.4%と多く、そもそもこうしたポータブルオーディオ機器に関心のない層であることが分かる。

□楽天リサーチのホームページ
http://research.rakuten.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://research.rakuten.co.jp/release/060706/0706.pdf
□関連記事
【5月24日】ワンセグ対応端末、46%が買い替え意向 (ケータイ)
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/29304.html

( 2006年7月6日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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