|
株式会社日立製作所は、前面から組み立てやメンテナンスが行なえ、省スペース化を実現した50型の業務用LCOS(Liquid Crystal On Silicon)リアプロジェクションディスプレイ「EX50-118CMF」を7月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は700万円前後の見込み。 従来のLCOSリアプロは、装置背面から保守・交換作業を行なう構造になっており、そのためのスペースを背面に確保していた。しかし、「EX50-118CMF」ではスクリーン部を跳ね上げられるようになっており、前面から調整できる「フロントメンテナンス構造」を採用。背面スペースを省くことで、従来の約半分のスペースで設置できるという。 なお、従来の50型モデル「EX50-116CM」は600万円前後で販売されていたため、「EX50-118CMF」は約100万円高価になっている。 表示デバイスは0.7型の3板式LCOSを採用し、解像度は1,024×768ドット。輝度は1,000cd/m2、コントラスト比は1,500:1。視野角は水平120度、垂直60度。LCOSの採用により、画素間のピクセルラインを0.4μmと縮め、ドット感のないスムースな画質を実現している。 また、予備ランプを用意しておくことで、ランプ切れや寿命を感知して自動的に予備ランプに切り替える「高速ランプオートチェンジャ」も搭載し、信頼性の高い連続運用が可能という。ランプは100Wの超高圧水銀ランプ。消費電力は170W。
入力端子はアナログRGBが2系統(BNC、D-Sub15ピン)とDVI-D。最大入力解像度は1,600×1,200ドットに対応。拡大表示機能やディジーチェーン機能も利用可能。外形寸法は1,016×590×976mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約70kg。
□日立製作所のホームページ
(2006年7月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|