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映画「ナルニア国物語」は、英国児童文学の名作として知られるC.S.ルイスの同名小説を、リズム&ヒューズと、ソニーピクチャーズ・イメージワークス、ILMの3社がCGなどを担当し、映像化した作品。映画化にあたっては、一般の子供達2,500人に面接。イメージに合う子供達が選び出された。64カ国で初登場No.1を記録。第2章の製作も決定している。 ドイツ軍の空爆が激化する第二次世界大戦下の英国。ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4兄妹は、戦火を逃れて田舎の知人に預けられる。広い屋敷の中でかくれんぼをしている内に、末っ子のルーシーが空き部屋の衣装ダンスに入り込んでしまう。
たんすの扉の向こうは、雪に覆われた世界。それこそが冷酷な魔女によって冬の世界に閉ざされた神秘の国・ナルニアだった。ナルニア国では人間こそが伝説上の存在であり、4人の兄妹は予言に謳われた“ナルニアを救う救世主”だという。かくして子供達は、像を絶する大冒険へと巻き込まれていく。
DVD版の本編の収録時間は約142分で、映像はシネマスコープサイズをスクイーズ収録。音声は英語と日本語をドルビーデジタル5.1chで収録。字幕は日本語、英語、日本語吹き替え用の3種類を収める。 本編ディスクには3種類のオーディオコメンタリーも収録。特典ディスクにはメイキングとして「原作から映画化へ」、「子供たちの体験」、「制作の舞台裏」、「ナルニア国の探検」などを収録する。
また初回限定仕様として、衣装ダンスを模したパッケージを採用。コンセプトアートのポストカード3枚セットや、ナルニア国の地図、オリジナルしおり4枚セット、ブックレットなどを同梱する。
13日にはTV CM制作発表会が行なわれ、ベッキーさんと、劇団ひとりさんが出席した。作品の大ファンという、ベッキーさんは、次女のルーシーを意識した衣装で登場。「まねっこ大好きなので、髪もルーシーにあわせて、リボンをつけました」という。
「このお話をいただく前に、普通にプライベートで映画館に見に行っていたんです。映画は2カ月に一本観るか観ないかなので、その中で選んで見た映画のナレーションのお話をいただいて、びっくりして、すごいうれしかったんです」と、偶然に驚いていた。
登場人物で好きなのは、「子供たちの中だと、ルーシー。無邪気でまっすぐな感じで、すんごくかわいいんですよね」とのこと。また、「ライオンのアスラン、大好きなんですよ。ナルニアを観て、今、一番飼いたい動物のランキング一位がライオンです。もう、飼いたくてしょうがない。仲良くなる自信はありますよ。手名づけられる自信もあります」と、犬3匹、猿、蛇、カメなどを飼うベッキーさんならではの答え。
劇団ひとりさんは「今日の衣装は、エドマンドを意識しているんですよ」と切り出すが、「実は発注はしたんですよ、『エドマンド』風と。で、朝、楽屋に入ったときに、『なんだこれは』と。スタイリストを問い詰めたら、『エドマンドもストライプのシャツでしたよと』ということで、ストライプがエドマンドを意識しているらしいです」と不満気。「普通のカジュアルになっちゃいました。やっぱり打ち合わせって大切ですね……」と残念がっていた。 好きな登場人物は、「やっぱり、エドマンドが好きですね。僕自身、三人兄弟で、その兄弟の中で浮いた存在だったんですよね、昔から。よく、兄ちゃんのことを裏切りましたし。でも、兄弟って多いほうがいいなと思いましたね。4つ離れた妹がいるんですけれども、5年ぐらい、ろくに話していないんで、ちょっと、妹に電話をしてみようかなと思いました」と映画が兄弟関係にいい影響を与えたようだった。 今回のCMについては、先に収録したベッキーさんは「ナレーションは、思った以上に難しかったです。15秒だし、簡単にできちゃうかなと思ってたんですけど、決まった時間の中に、伝えたいことを詰め込むというのが、難しくて。でも、楽しかったですね。気持ち込めました」と感想を語った。 一方、これから収録するという劇団ひとりさんは、「ベッキーさんのあがりを見て、非常にすばらしかったので、闘争心に火がついた。これはもう。どっちが、数多く(CMが)打たれるかという勝負ですね。」と対抗心を燃やす。 ベッキーさんからは、「ひとりさんは、自分に酔っている傾向があるので、そういう気持ちを取り除いていただいて、ちゃんとナルニアを見てもらいたいという気持ちを込めてください」とアドバイス。 劇団ひとりさんは「いやもう、ナルニアより、俺の声を聞いてもらいたい。が、今回はナルシストではなくて、ナルニアで。いやもう、今回のアドバイスでばっちりですよ」と、参考になったようだ。 この映画の見所は、ベッキーさんは「一押しの部分は、壮大なスケールでロケされているところ。迫力がすごいのと、アスランの最後の方のシーン。泣いちゃいました」とPR。 劇団ひとりさんは、「CGとかもう免疫がつているから、驚きはしないだろうなと思っていたんですけど、もう一個、上があった。ものすごい細かいとこまでこだわって作っている。大人から子供まで楽しめるというと、たいてい大人は面白くないですけれども、この映画に関しては、うそ偽り無く、『大人から子供まで楽しめる』映画です」と絶賛した。
□ブエナ・ビスタのホームページ
(2006年7月13日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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