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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は13日、「リップシンク機能」を1チップ構成で提供するデジタルオーディオ・ディレイIC「TPA5050」を発表した。1,000個ロット時の価格は420円で、出荷は開始している。
リップシンク機能は、高解像度の映像表示や録画などの際に、映像処理に時間がかかって音声とのずれが発生してしまうのを補正、同期して正常に再生/録画する機能。 TPA5050は、1ch辺り最大170msの遅延設定が可能。信号形式や録画モードなどによって変わってくる遅延時間にも対応が可能で、プログラマブルな遅延時間の設定が容易に行なえるという。 また、170msより長い遅延時間が必要な機器などには、TPA5050をカスケード接続することで対応できる。 搭載を想定する機器として、薄型テレビ用のリップシンク用遅延回路やデジタルビデオカメラ、次世代DVDレコーダ機器、ホームシアター用リアチャンネル・エフェクト回路、ワイヤレススピーカーのフロントチャンネルの同期回路など、実装スペースに制約のある機器に向くとしている。 I2C制御インターフェイスを搭載。16~24bits/32~192kHzのオーディオデータなどに対応する。チップサイズは4×4mm(縦×横)のQFNパッケージ。 □日本TIのホームページ ( 2006年7月13日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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