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ソニーは、30GB HDDを搭載したビデオカメラ「DCR-SR60」を8月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後の見込み。 1.8インチ/30GBのHDDを搭載したハンディカムの新モデル。外形寸法は69×117×71mm(幅×奥行×高さ)、重量は約350g(本体のみ)で、3月発売の同じく30GB HDD搭載の「DCR-SR100」(外形寸法82×149×69mm/重量約535g)に比べ小型化されているほか、CCDやレンズなどが変更されている。 記録形式はMPEG-2で、録画モードはHQ(9Mbps)/SP(6Mbps)/LP(3Mbps)の3モードから選択でき、それぞれ約7時間20分/約10時間50分/約20時間50分の録画が可能。音声はドルビーデジタル2chで記録。
撮像素子は、補色フィルター採用の1/5.5型107万画素CCD。有効画素数は動画が67万画素(16:9)、静止画が75万画素(同)。独自のデジタル信号処理技術「メガピクセルエンジン」を搭載する。 レンズは、カール ツァイス「バリオ・テッサー」を採用。ズーム倍率は12倍で、F値はF1.8~2.5。35mm判換算時の焦点距離は、動画時46~628.5mm(16:9)、静止画時43.6~523.2mm(同)。最低被写体照度は15ルクス(ナイトショット撮影時0ルクス)となっている。レンズカバーは自動開閉式。 手ブレ補正は電子式の「新アクティブイメージエリア方式」。暗所撮影用のスーパーナイトショットや、カラースローシャッター機能も備える。そのほか、映像/音声のフェーダーや、映像用のデジタルエフェクト/ピクチャーエフェクト機能も搭載する。 HDDの衝撃保護として「HDD スマートプロテクション」を採用。HDDを上下から挟み込む特殊形状の「耐衝撃ダンパー」に加え、「3Gセンサー」により本体の落下を感知し、HDDの電源OFFとヘッドの退避を行なう。さらに、3GセンサーでHDDの落下を感知した場合も、本体内蔵のバッファメモリに記録を続ける「落下ストリームバッファー」機能を搭載。HDDが再び動き出した際、バッファのデータを自動的にHDDに記録することで、ヘッド退避時も記録し続けられる。 HDDに撮影した映像のバックアップは、付属の「ハンディカムステーション」とPCソフト「ImageMixer for HDD Camcorder」(Windows 2000/XP対応)を利用。ハンディカムステーションの「ワンタッチDVD」ボタンを押すと、USB接続したPCに取り込み、DVD化できる。
液晶モニターは、タッチパネル式2.7型ワイド(12.3万画素)。撮影した映像を一覧表示する「ビジュアルインデックス」と液晶タッチパネルにより、撮影した映像を選択できるほか、撮影した日付単位での閲覧が可能な「日付検索」も搭載する。
静止画撮影機能(解像度は1,152×864/1,152×648/640×480ドット)も搭載し、静止画もHDDに記録する。なお、フラッシュは内蔵しない。 バッテリは、インフォリチウムPシリーズに対応。付属バッテリ「NP-FP50」での連続撮影時間は、1時間45分(液晶バックライトOFF時)。バッテリ残量は「バッテリーインフォ」ボタンで確認できる。入出力端子として、映像・音声入/出力兼用端子と、USB 2.0端子を装備する。 □ソニーのホームページ ( 2006年7月19日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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