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CEATEC JAPAN実施協議会は20日、映像、情報、通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2006」の開催概要を発表した。 会期は10月3日から7日まで、会場は幕張メッセ。入場料は1,000円で、事前登録時は無料になる。7月21日よりCEATEC JAPAN 2006のホームページで事前登録の受付を開始する。来場者数は会期5日間で20万人を見込む。 今年のテーマは「デジタルコンバージェンスが変える、社会・生活・ビジネス。」。デジタルコンバージェンスとは、コンピュータ、家電、放送、通信など、これまで別々だった技術が融合して新たなサービス、産業、市場を生む流れのこと。現在、480社/団体が2,822小間の出展を決めており、最終出展者数は700社以上、小間数は2,850を超える見込み。出展社数が前年を上回るかについては微妙としている。
会場は「電子部品・デバイス& 装置ステージ」と「デジタルネットワークステージ」の2ステージを中心に展示を行ない、キーノートスピーチなどの各種カンファレンス用ブースやセミナー用ブースも用意。 主催者特別展示として、電子部品・デバイス& 装置ステージでは「いちおしナビ」と題したブースを設置する。出展各社のオススメ製品などをパネルで紹介するブースで、各社の見所が容易に把握できるという。 また、デジタルネットワークステージには、NHKが「ひろがるデジタル! 未来さきどり館」ブースを設け、2005年の「愛・地球博」にて展示した「スーパーハイビジョンシアター」の展示を行なうことが決定している。 基調講演に登場するのは、インテルコーポレーション、デジタルホーム事業本部 副社長 兼 本部長のドン・マクドナルド氏、東芝、取締役 代表執行役社長 西田厚聰氏、富士通、代表取締役会長 秋草直之氏など また、同時期開催の展示会として「2006実装プロセステクノロジー展」などのロボット関連イベントを10月4日から6日まで開催するほか、10月7日にはイベントホールで「全日本ロボット相撲関東大会」を実施する。
質疑応答では、幕張メッセは都心から遠くアクセスが難しいため、より近場の東京ビックサイトを会場にしないのかとの質問に対して、CEATEC JAPAN運営事務局 理事事務局長、入江二郎氏が回答。 「協議会でも、議論が続いているところだが、火曜に開始して土曜までの5日間を確保できるのが幕張メッセだけのため」と説明した。補足として「少し遠くても、展示会の内容がよければ人はやってくる。そのために魅力的な展示会にするべく努力したい」と付け加えた。 また、今年の来場者数の見込みが20万人である点について、昨年も20万人を目標にしながら、19万台にとどまってしまった理由についても言及、「今年と同様、昨年もロボット相撲など子供連れの来場者が見込めるイベントを同時開催していたため、20万人を見込んだ。だが実際はプロモーション不足などから、あまり一般の人の注目を集められなかったのが原因。今年はその辺りに力を入れていきたい」と昨年の反省を語った。 ■ 東芝の藤井社長がIFA 2006で基調講演 CEATEC JAPAN 2006以外にも、グローバルパートナーである「IFA 2006」についての概要が発表された。IFA 2006は、コンシューマ向けのエレクトロニクス製品の展示会。これまでは2年毎の隔年開催だったが、今年から毎年開催される。会期は9月1日から6日までで、会場はドイツのメッセ・ベルリン見本市。 IFA 2006では、東芝デジタルメディアネットワーク社の藤井美英社長が基調講演を行なうほか、インテルコーポレーション、デジタルホーム事業本部 副社長 兼 本部長のドン・マクドナルド氏の講演などが行なわれる。IFA 2005開催時には、日本企業の出展割合が会場スペースの60%を占めたほか、松下電器産業の大坪文雄社長がオープニングスピーチを務めた。
□CEATEC JAPAN 2006のホームページ ( 2006年7月20日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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