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パイオニア株式会社は、DJやVJ(ビデオジョッキー)向けのDVD/CDプレーヤー「DVJ-1000」を9月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26万円前後の見込み。 DVDメディアの読み込みに対応。DVD-R/RWメディアに保存したMP3ファイルが再生可能なほか、DVDビデオ再生も行なえるため、音を操作するDJパフォーマンスだけでなく、映像を用いるVJパフォーマンスにも利用できる。 2月に発売したDJ向けCDプレーヤー「CDJ-1000」シリーズの備えるDJ向けのパフォーマンス機能を進化/追加した上位モデル。また、2004年に発売したDJ/VJ向けDVDプレーヤー「DVJ-X1」のVJパフォーマンス機能やデザインなども盛り込まれている。 DJ向けのパフォーマンス機能は、スクラッチやループ、リバースなどの従来モデルと同じ機能を継承。それに加えて、レスポンスの速いスクラッチが可能な「ハイパージョグモード」や、指定したポイント間の再生と逆再生を交互に繰り返しながらループする「バックアンドフォースループ」機能など、新たなパフォーマンス機能が追加されている。 MP3ファイルのフォルダ名や楽曲名をモニター画面で確認できる「MP3ナビゲータ」も強化。フォルダの階層確認を容易にする左右2画面表示や、1画面に7行表示が可能になっており、検索性が向上したという。 DVD-R/RWに記録した24bit/96kHzのデジタル出力に対応、同軸デジタル音声出力と同社のデジタルミキサー「DJM-800」や「DJM-1000」を接続することで、最大24bit/96kHz出力が可能となる。 トラック数やアーティスト名、プレイングアドレス、キューポイントデータといった曲情報やDJプレイ情報などを表示できる「プレビューモニタ」機能も搭載。プレビュー用の出力端子にモニターを接続することで利用が可能。 その他、CDJ-1000シリーズと同様の機能として、早送り/戻しを高速化し、ジョグダイヤルの操作速度に合わせてサーチできる「スーパーファーストサーチ」やレジューム再生、ビッグジョグダイヤルの操作感を調整できる「ジョグフィーリングアジャスト」機能なども備える。 キューポイントなどの各種データはMMC/SDメモリーカードに記録が可能で、CDJ-1000シリーズなどとデータの共有が行なえる。周波数帯域は4Hz~20kHz、DVDは96kHzまで対応。S/N比は115dB。ビデオ方式はNTSC/PAL両対応で「NTSC/PALコンバータ」を搭載し、切り替えて利用できる。 映像出力として、S映像を1系統、コンポジット映像を2系統(RCA×1、BNC×1)、プレビュー映像出力用にコンポジット1系統、S映像1系統を備える。音声出力はアナログ音声と同軸デジタル音声出力を装備。3.5mmミニジャックによるコントロール端子も備える。外形寸法は320×408×109mm(幅×奥行き×高さ)、重量が5.4kg。 □パイオニアのホームページ ( 2006年7月21日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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