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株式会社ルネサス テクノロジは、同社の携帯電話用アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」用の開発ソリューションとして、ワンセグ放送をSD-Video形式でSDカードに録画/再生できるミドルウェアを開発。既存の「1セグ地上デジタル放送受信ミドルウェア」のソフトウェアパッケージに追加収録し、9月から提供する。
同社は携帯電話向けアプリケーションプロセッサとして「SH-Mobile」を開発。ワンセグ対応アプリケーションの開発ソリューションとして、MPEG-4 AVC(H.264)や、AAC Plus対応ミドルウェアを用意しており、それらを1パッケージにして提供していた。 新たに追加されたミドルウェアの特徴は、SD-Video形式でSDカードに録画/再生できること。著作権保護の観点から、これまでワンセグ放送は携帯電話の内蔵メモリに保存される場合が多かったが、新ミドルウェアではSD-Video規格が定めるコンテンツ保護仕様に準じているため、著作権を保護しながらSDカードにSD-Videoフォーマットで録画できるようになった。 動画とともに、字幕やデータ放送も記録/再生が可能。さらに、基準映像単位のシーク、およびシーク画像表示に対応しており、早送り、早戻し、コマ送り、コマ戻しも行なえる。対応OSはμITRON。
なお、同社では今後、特殊再生機能の強化や、他の録画/再生規格対応ミドルウェアの開発。CIS分野など、携帯電話以外の携帯機器への展開も予定しているという。
□ルネサス テクノロジのホームページ
(2006年7月24日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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