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松下電器産業株式会社は、デジタルレコーダ「DIGA」シリーズの新モデル3機種を9月1日より順次発売する。デジタルチューナを搭載し「D-snap Audio」と連携可能なモデルも用意。いずれもオープンプライスとなっており、店頭予想価格と発売日は下表の通り。
搭載するHDD容量は「DMR-XW50」が500GB、「DMR-XW30」が400GB、「DMR-XP10」200GB。いずれのモデルにも、新開発の「美画質エンジン」を搭載している。従来から搭載している「PEAKSプロセッサー」に、録画済番組や受信中のHD放送も高画質化するという「HDオプティマイザー」を組み合わせた回路全体の総称。最上位モデルのDMR-XW50ではHDMIからの1080p出力もサポートしており、この機能も美画質エンジンに組み込まれている。 PEAKSプロセッサーには「ディティールエンハンサー」、「バーチャルマルチエンコーダー」、「クリアダイナミックDNR」、「ハイレゾリューションHDコンバーター」が含まれており、HD/SDのどちらの映像もノイズを抑え、高画質で録画/再生できるという。
さらに、XW50とXW30の2モデルは、地上/BS/110度CSデジタルチューナを2系統備えており、デジタル放送の2番組同時録画「デジデジどっちも録り」に対応。アナログチューナも1系統備えており、デジタルとアナログの同時録画も行なえる。下位モデルのXP10はデジタル/アナログを各1系統備えている。 また、XW50/XW30は新たに「SD音楽」機能を搭載。これは、DVD/CDドライブに入れた音楽CDから、最大8倍速でDIGAのHDDに、最大16倍速でSDカードに録音できるというもの。本体に内蔵した約35万曲のデータベースから楽曲情報も自動的に付与。最新楽曲もEthernetを利用してGracenoteのデータベースからネット経由で取得できる。 録音フォーマットはSD-Audio(AAC)で、録音したSDカードはD-snap Audioで再生可能。DIGAをジュークボックスとして利用できるほか、パソコンを使わずに音楽CDからD-snap Audioへ楽曲をコピーするソリューションが構築できる。HDDに録音する際はリニアPCMとAACを選択可能。 なお、SDカードスロットはSDHCに対応。SDカードムービーで撮影したMPEG-2ファイルが再生できるほか、JPEG静止画をHDMI/D端子を使ってワイドテレビの画面いっぱいに高品位表示できる「テレ写」機能も利用できる。 ほかにも、XW50/XW30は録画予約サービス「ディモーラ」が、9月21日に実施する機能強化にも対応。パソコンから自宅のDIGAに録画予約ができる機能だが、新たにデジタル放送の録画予約にも対応する。さらに、携帯電話で視聴していたワンセグ放送の番組の続きを自宅のDIGAですぐに録画予約する機能も追加される。 3機種共通の新機能としては、再生ナビ機能に毎週/毎日録画したコンテンツを自動でフォルダにまとめて表示する機能を追加。フォルダ毎のレジュームができるほか、未視聴の番組があると「NEW」マークで知らせてくれる。 また、DIGAシリーズでは初めて、TS信号の入出力に対応し、DV入力もサポートするi.LINK端子を搭載。同社のD-VHS機器との連携をサポートしており、コピーワンスコンテンツのムーブも可能となっている。 さらに、1.3倍速の音声付き早見再生機能がデジタル放送にも対応。同社の薄型テレビ VIERAシリーズとHDMI接続することで、VIERAのリモコンからDIGAを制御できる「VIERA Link」もサポート。スタンバイ状態から0.9秒で番組表を表示するクイックスタートや、音声ガイド機能も備えている。 DVDドライブの書き込み速度は、DVD-RAM 5倍速、DVD-R 16倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-R DL 4倍速。DVD+R/RW、DVD+R DLの読み込みにも対応。3モデルともHDMI端子を1系統搭載。XW50のみ1080p出力に対応する。そのほかの主な仕様は下表の通り。
□松下電器産業のホームページ
(2006年7月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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