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オンキヨー株式会社は、5chのシアター用スピーカーシリーズ2種類と、それらとの組み合わせも考慮したサブウーファ2モデルの計8モデルを9月15日に発売する。各モデルのシリーズ構成、価格は下表の通り。
2つのスピーカーシリーズには、トールボーイの上位モデル「D-908E」で採用した技術を投入。ウーファユニットの振動板に「A-OMFモノコックコーン」を採用した。複数の素材を使用した多層構造を採用することで、強靭さとしなやかさを両立。さらに、センターキャップと振動板を一体成型することで、振動板の部分部分がバラバラに振動することを防ぎ、ノイズ成分の周波数を高域へと追いやっている。 ツイータはリングツイータで、振動板の内周と外周の中間点にボイスコイルを配置。不要な分割振動を抑え、ピストンモーション領域を20kHz近くまで拡大させている。 トールボーイとブックシェルフはバスレフのエンクロージャを採用。本体下部にスリット型のダクトを用意しており、円形ポートと比べ、ノイズ放射を低減。キャビネットとダクト部分を分離した構造になっており、不要な共振も防いでいる。
■ 508シリーズ
2ウェイのトールボーイスピーカー「D-508E」と、センター用の「D-508C」、リア用のブックシェルフ「D-508M」をラインナップ。いずれも3cm径のリングツイータと、13cm径のA-OMFモノコックコーン・ウーファを搭載。D-508Cのみ密閉型となっている。
各モデルの仕様は下表の通り。
■ 308シリーズ
スピーカーの種類は508シリーズと同じ。2ウェイのトールボーイスピーカー「D-308E」と、センター用の「D-308C」、リア用のブックシェルフ「D-308M」をラインナップ。いずれも3cm径のリングツイータと、10cm径のA-OMFモノコックコーン・ウーファを搭載。D-308Cのみ密閉型となっている。
■ SL-D500/A250 サブウーファの上位モデル「SL-D1000」の技術を踏襲したモデル。ユニットの振動板には上記シリーズと同様にA-OMFモノコックコーンを採用。搭載するサイズはSL-D500/A250ともに20cm径。 アンプを内蔵したアクティブタイプとなっており、SL-D500は最大出力100W(4Ω時)のデジタルアンプを内蔵。エラーの出ない正確なA/D変換が行なえるという独自技術「VL Digital」も採用している。SL-A250のアンプはアナログで、最大出力は75W(5Ω時)。 どちらのモデルにも、キャビネット内部のノイズ放射を低減し、低域のスピードとパワーを高める「アドバンスド AERO ACOUSTIC DRIVE」構造を採用。組み合わせるアンプの仕様に応じてカットオフフィルターのON/OFFが可能。サブウーファーの増設に利用できるプリアウトも備えている。
再生周波数帯域はD500が25~200Hz(フィルターON時)/25Hz~1.5kHz(ダイレクト時)。A250が27~200Hz(フィルターON時)/27Hz~1.5kHz(ダイレクト時)。外形寸法と重量はD500が285×447×476mm(幅×奥行き×高さ)で19kg。A250が255×447×403mm(同)で15.6kg。
□オンキヨーのホームページ
(2006年7月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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