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一足早く、販売を開始したサンディスク製メモリースティックPRO Duoの容量4GBモデルに続き、ソニー製の4GBモデルも販売が開始された。ソニーでは8月上旬発売とアナウンスしていたので、予定より早めの登場となる。そこで、サンディスク製の4GBメディアと比較して、転送速度の違いなどをチェックしてみた。 なお、販売価格はヨドバシカメラで29,800円(ポイント13%還元)。変換アダプタは付属せず、メディアを1枚収められるソフトケースのみが付属する。なお、サンディスク製品は27,800円(ポイント13%還元)で、メモリースティック変換アダプタも付属する。
計測は、前回のサンディスク製メディア測定時と同様、2種類の方法で行なった。 エクスプローラ上で202MBのファイルを4個HDDからコピー、またメディア上の同じファイルをHDDにコピーする方法と、ベンチマークソフトのHDBENCH Ver.3.40 beta6を使って、メディアへの書き込みや読み込みなどのテストを実行する方法でチェックした。いずれの方法も、メモリースティックPRO DuoはPSPに挿入して、PCとPSPを接続してテストを実行した。なお、いずれのテストも3回実行して平均値を出している。
はじめに、手動でのファイルコピー/読込みテストを行なったが、結果は前回行なったサンディスク製4GBメディアと大差のない結果になった。メディアへのファイル書き込み時間は169秒、読み込みでは114秒。読み込み時間が少し遅すぎるようにも感じるが、書き込み速度に差がないので実用上は問題はないだろう。 続いて、HDBENCHを実行してみた。すると結果は、リード/ライト/ランダムリード/ランダムライトのいずれもサンディスク製メディアと比べて下回ることになった。特に、手動でのコピー時には問題がなかったにも関わらず、ライト/ランダムライトのスコアがかなり低いのが気になるところだ。 そこで、アイー・オー・データ機器のカードリーダー「USB2-W12RW」を使って同じテストしたが、傾向は変わらず、ソニー製4GBのライト/ランダムライトのスコアのみ極端に低い結果となった。 一通りテストを行なった結果、HDBENCHのスコアがここまで異なるのには疑問が残る。この件についてソニーに問い合わせをしてみたが、原因は分からなかった。ソニー製メディア全般の傾向か、同じテスト方法でソニー製2GBメディアでもチェックしてみたが、こちらのスコアは前回測定したソニー製1GBメディアとの違いがほとんど無かった。 今回のテストのHDBENCHのスコアだけを見て結論を出すと、4GBメディアを購入するならソニー製よりもサンディスク製の方がコストパフォーマンスは優れているということになる。ただ、実際のファイルコピー作業では、ほとんど差が無く、実用上では速度が問題になることはないだろう。最終的には、好きなブランドで選んだほうがいいだろう。 □ソニーのホームページ ( 2006年7月28日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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