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総務省は28日、CATVにおける地上デジタル放送のロードマップを策定・公開した。
ロードマップは、全国530社の有線テレビ放送事業者などの地上デジタル放送への対応時期の目安を、都道府県別の地図(進捗マップ)で表示したもの。さらに、各市町村別のデータリスト(進捗リスト)で対応ホームパス数やデジタル化対応率などの詳しい情報を開示している。 ホームパス数とは、CATVの施設設置許可地域内で、伝送路の敷設が完了しているエリア内の世帯数を表している。そして、デジタル化対応率は当該地域のホームパス数のうち、地上デジタル放送に対応する予定のホームパス数の比率を示している。 そのため、一部の地域では複数事業者でホームパスを重複して計上しているため、ホームパス数が実際より多く計算されている場合があるという。 これによれば、秋田県や新潟県、富山県、和歌山県で2006年末までにデジタル化対応率が100%に到達。さらに、2008年末の段階でも福島県(87.6%)、埼玉県(74.8%)、徳島県(86.3%)では、デジタル化対応率が90%に達しないことなどが示されている。
なお、総務省のページではサンプルとして全国版のマップとリストを掲載している。都道府県別の進捗マップとリストは、地上デジタル推進全国会議のサイトで公開する予定。
□総務省のホームページ
(2006年7月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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