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ソニーは31日、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社と共同で、携帯電話向けの2.74型/16:9の透過型TFT液晶ディスプレイモジュールを開発したと発表した。 最大の特徴は、携帯電話向けモジュールで16:9のアスペクト比を採用したこと。解像度は240×432ドットで、ワンセグ放送をサイズ変更せずに表示できる。また、従来の240×320ドットのパネルと比べ、表示情報量が約35%増加。静止画像やメールの文字なども、より見やすく表示できるという。 また、ソニーとソニー・エリクソンが共同開発した高画質エンジン「RealityMAX」を搭載。画像を自動的に分析し、明るさとコントラストを向上させたり、画像の鮮鋭度を自動補正するなど、テレビ開発で培った技術が投入されている。コントラスト比は350:1。表示色は262,144色。視野角は160度以上。 駆動回路や電源などの周辺回路をガラス基板上に一体形成したシステムオングラスタイプとなっており、外形寸法は40.24×70.77×1.75mm(縦×横×厚さ)。バックライトを除いた消費電力は39.6mW。
なお、ソニーエリクソンでは今回発表したモジュールを搭載し、フルワイド画面を備えた携帯電話の商品化を進めていくとしている。
□ソニーのホームページ
(2006年7月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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