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日本ビクター株式会社は、512MBのフラッシュメモリを内蔵し、ポータブルプレーヤーとも連携可能なコンポ2モデルを発売する。価格はいずれもオープンプライス。CD/MDデッキを内蔵した「memory Clavia(クラビア) RD-M2」は9月上旬発売で、店頭予想価格は4万円前後の見込み。セパレートタイプのCD/MDコンポ「memory Lip Lap(リップラップ) UX-QM7」は9月下旬発売で46,000円前後の見込み。 どちらのモデルもCD/MD/ラジオ/ライン入力など、すべての音楽ソースをMP3ファイルで内蔵メモリに録音可能。メモリ容量は512MBで、録音ビットレートは64/128/192kbpsから選択可能。CDから3倍速、MDからは等速でMP3化できる。 また、USB端子も各1系統搭載。同社のポータブルオーディオプレーヤーや、USBマスストレージクラスに対応したプレーヤーを接続し、プレーヤー内部の音楽ファイルを再生することもできる。さらに、内蔵メモリ内の音楽をプレーヤーへ最大約50倍速(64kbpsで録音した音楽を使用時)で転送できる。 再生可能なフォーマットはMP3/WMAとリニアPCM(WAV)。WMAのDRM付き楽曲の再生はサポートしない。また、アナログライン入出力をフロントパネルに備えており、ダイレクト録音が可能なプレーヤーや、外部ソースのMP3化が手軽に行なえるようになっている。
■ RD-M2
CD/MDデッキと512MBメモリを内蔵したミニコンポ。カラーリングはホワイト(W)、ピンク(P)、シルバー(S)、メタリックグレー(H)の4色を用意する。 アナログ音声入出力端子を各1系統備えており、入力検知機能も搭載。入力があると自動的に本体の電源がONになり、入力を切り替えてポータブルの音楽をスピーカーから再生するQP(クイックポータブル)リンク機能が利用できる。
FM/AMチューナも備え、ラジオのMP3録音も可能。目覚し再生機能や、独自の音場再生回路「αサウンド」も装備。NATURAL/SMOOTH/DEEPの3種類から選択できる。ほかにも、本体を低い位置に設置した場合でもリスナーの耳の高さまで音を届ける「サウンドリフター」も備えている。
アンプ部の最大出力は5W×2ch。外形寸法は460×288×188mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.4kg。スピーカー部には8cm径のユニットを採用。ヘッドフォン出力も備えている。リモコンやAMアンテナなどを同梱。入力用のアナログケーブルは同梱していない。
■ UX-QM
リップラップシリーズのメモリ内蔵モデル。CD/MD/ラジオチューナを備え、主な機能はRD-M2と同じ。本体とスピーカーが分離したセパレートタイプとなっている。カラーリングはパールホワイト(W)、プラチナシルバー(S)の2色を用意する。 CD/MD/ラジオ/外部入力からのMP3録音に加え、CDからMDへの5倍速ダビングも可能。QPリンク機能や、αサウンド、タイマー再生機能なども備えている。ほかにも、本体天面に触れるたびにイルミネーションの色が変化する「タッチイルミネーション」も利用できる。 アンプ部の最大出力は20W×2ch。アナログライン入出力を各1系統装備。ヘッドフォン出力も備えている。本体ユニットの外形寸法は165×328.5×204mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.6kg。
スピーカーは3ウェイのバスレフ型で、11cm径のウーファ、4cm径のミッドレンジ、1.5cm径のツイータで構成。外形寸法135×215×200.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.9kg(1本)。リモコンやFMアンテナ、AMアンテナなどを同梱する。
□日本ビクターのホームページ
(2006年8月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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