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ギャンゼ、アルミ一体成型のスピーカー「カタマリ」
-デジタルアンプ内蔵でユニットは上向き


8月2日発売

標準価格:15万円


 株式会社ギャンゼは、アルミ一体成型のエンクロージャを採用した、デジタルアンプ内蔵スピーカー「カタマリ」(カタマリ01)を8月2日に発売した。価格は15万円。

 15W×2chのデジタルアンプを内蔵したアクティブスピーカー。接続はステレオミニ1系統のみ。ユニットは80mm径のフルレンジ×2で、天面に取り付けることにより「最適な聴取位置が広がり、自然な音の広がり感を得られる」としている。

 また、左右のユニットの間には、包丁の柄やドアハンドルなどに使われるという積層強化木「コムプライト」を使用したセパレーターを設け、干渉を防ぐ。金属部分は無垢材のSUS303を使用。岐阜県関市の包丁製造技術により、木とステンレス、アクリルが一体のものとして磨かれている。

スピーカーユニット部 中央のセパレーター

 エンクロージャにはアルミ合金鋳物を採用し、最厚部は約18mm。一体設計となっており、内部にリブや仕切りを入れることで不要な振動の抑制を図っている。

 表面は、機械加工した後に手作業で研磨仕上げを施し、保護ワックスを塗布しているが、アルマイト加工や塗装を行なわず、金属の質感を大切にしたという。

 本体には電源スイッチやボリュームを備えず、音声信号の入力を感知して自動で本体をON/OFFする回路を搭載。信号が2分間途切れると、自動で電源がOFFになる。

 なお、リモコンも開発したが、Bluetoothなどオーディオプレーヤーのワイヤレス化などを考慮し、販売は見送ったという。赤外線受光部を備えており、将来的にリモコンが販売された場合にも電源とボリュームの操作が行なえる。

 電源ケーブルやステレオミニの接続端子は、ホコリの付着を防ぐ目的で底面に配置している。消費電力は最大30W(待機時2W)。外形寸法は375×162×116(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.7kg。

 なお、無償修理期間は3年間で、修理については「弊社が存続する限り対応する」としている。また、部品が製造中止された場合を想定し、代替部品で修理できるよう考慮して設計を行なっているという。

□ギャンゼのホームページ
http://www.gyanze.co.jp/
□製品情報
http://www.gyanze.co.jp/store/gyanze01.php

( 2006年8月3日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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