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東京メトロとアスタラビスタ株式会社は、東京メトロ10駅にDVD自動レンタル機「アスタラビスタ」を設置。地下鉄の駅内にてDVDのレンタル/返却が行なえるサービスを8月25日から実施すると発表した。支払いはクレジットカードのみで、レンタル料金は24時間で350円。 アスタラビスタの新規事業として展開されるこのサービスは、専用の自動レンタル機「アスタラビスタ」を使って行なわれる。外形寸法700×650×1,900mmの機械で、内部に常時20タイトル、計330枚のDVDを内蔵。17インチの液晶ディスプレイを備え、利用者はレンタルしたいタイトルを画面で選び、クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/AMEX/NICOS/UFJ Card)で支払いを行なう。 ただし、利用するためには事前の会員登録が必要。パソコン、携帯電話から公式サイトにアクセスし、クレジットカード情報やメールアドレスなどを登録するか、レンタル機での登録も可能。また、公式サイトでは10月中旬頃を目処に、予約サービスも行なえるようにするという。 レンタル利用金は24時間で350円。ポイント還元制度も用意される。また、オープニングキャンペーンとして8月25日から27日までの3日間は、72時間で350円の特別料金にて提供される。なお、万が一延滞した場合には30日間、24時間で350円の延滞料金が適用される。 設置されるのは東京メトロの上野、日本橋、表参道、大手町、四ツ谷、新宿、日比谷、六本木、溜池山王、麻布十番の10駅で、改札の外に置かれる。独自のPOSシステムを採用しており、全ての在庫情報を一元管理しているため、借りた駅に関わらず、どの駅でも返却が可能となっている。 タイトルは最新のヒット作を中心に用意。サービス開始時の予定タイトルは「THE 有頂天ホテル」、「Vフォー・ヴェンデッタ」、「男たちの大和/YAMATO」、「ホテル・ルワンダ」、「SAYURI」、「博士の愛した数式」、「エミリー・ローズ」、「子ぎつねヘレン」など。 「駅のそばにレンタルビデオショップはあるが、位置的に通勤時の動線とズレている事も多い。そこで、駅で手軽にレンタル/返却できるシステムを考えた。帰宅途中に借りて家で観賞して出勤時に返すだけでなく、どの駅でも返却できるシステムを活用し、駅間の移動時に観賞して移動先の駅で返すなどの利用も想定している」(同社)とのこと。 なお、アスタラビスタでは1年後を目処に、コンビニエンスストアやスーパー、チェーン系飲食店、オフィスビル、大型マンションなど、鉄道各社以外にも展開を予定。目標スケジュールとして10月中旬に約60台、12月中旬に約150台、1年後に約3,000台の設置を目指すという。
さらに、DVDレンタルだけでなく、音楽データのダウンロードやチケット/ホテル/レストランなどの予約、ゲームや映画のダウンロードなど、サービスの多様化にも対応できる設計になっているという。
□アスタラビスタのホームページ
(2006年8月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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