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ソニーは、HD制作用の「HDCAMシリーズ」新製品として、HDV入力に対応可能なスタジオレコーダ「HDW-D1800」と「HDW-1800」を12月より発売する。価格は、「HDW-D1800」が420万円、「HDW-1800」が346万5,000円。 HDCAMフォーマットによる記録・再生が可能な業務用レコーダ。2004年発売の上位モデル「HDW-2000シリーズ」の基本機能を継承しながら、回路設計を見直した新プラットフォームの採用で、消費電力を約30%低減したという。HDW-D1800は、デジタルベータカムやMPEG IMXの再生機能も備える。 オプションのHDV入力ボード「HKDW-105」(241,500円/2007年3月発売)により、iLINK接続したHDV出力機器からのダビングに対応。なお、HDVは1080iのみ対応で、720pはサポートしない。また、i.LINK経由でのHDV機器の制御は行なえない。 そのほか、2-3プルダウン/720p出力ボード「HKDW-104」(357,000円/2007年3月発売)の追加にも対応。2-3プルダウンでは、23.98フレーム/秒で記録されたHDCAM映像を、59.94フィールドに変換して出力(HD-SDI/SD-SDI/アナログコンポジット)可能。 両モデルともダウンコンバート出力機能を備え、HDCAM(59.94フィールド)再生時に480/59.94フィールドの信号をSD-SDIまたはコンポジットで出力可能。さらに、HDW-D1800はアップコンバート出力も可能で、デジタルベータカムまたはMPEG IMXフォーマットで記録されたテープ再生時にHD-SDIで出力可能。 ディスプレイには4.3型カラー液晶を採用。セットアップメニューやタイムデータなどの情報や、記録/再生中の映像を切替えて表示できる。
再生/編集機能は共通で、HDCAM記録テープの再生速度は-1~+2倍速。編集区間をあらかじめ可変速再生し、その速度で自動編集するダイナミックモーションコントロール(DMC)機能に加え、プリリード編集やオーディオクロスフェード編集機能も搭載。 入出力端子も同じで、HD-SDI入出力、SD-SDI出力、アナログコンポジット出力、デジタルオーディオ入出力、アナログオーディオ入出力、アナログオーディオモニター出力を備える。また、メモリースティックスロットも搭載。そのほか、RS-232Cインターフェイス経由での制御にも対応する。外形寸法は427×544×194mm(幅×奥行き×高さ)、重量は22kgで両モデル共通。
□ソニーのホームページ ( 2006年8月24日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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