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AV/CE機器の大規模展示会「IFA 2006/ベルリン国際コンシューマ・エレクトロニクス展」が1日開幕した。会期は9月1日から6日までで、会場はメッセ・ベルリン見本市会場。 IFAベルリンショーは、ドイツ・ベルリンで行なわれる大規模展示会。IFA2005までは、隔年開催としていたが、2006年から毎年開催に変更された。
今年も日本の大手家電メーカーやAV関連メーカーが新製品の発表や、新製品戦略などを明らかにしており、開幕基調講演はSamsung Electronics デジタルメディアビジネス部門のG. S. Choi CEOが行なった。2日には東芝デジタルメディアネットワーク社の藤井美英社長の講演も予定されている。 また、Blu-ray Disc Associationは、31日にプレスカンファレンスを開催。SPHE(Sony Pictures Home Entertainment)は、北米以外の欧州、日本、韓国、オーストラリアで、今秋よりBDビデオタイトルを発売することなどを発表。BDAのブースではPLAYSTATION 3などの発表済みの製品や、各社の北米モデルのBDプレーヤーなどでデモを行なっている。また、シャープは国内「AQUOSハイビジョンレコーダ」によく似た筐体のBlu-rayプレーヤー「DV-BP1」を参考出展している。
HD DVDも1日にプレスカンファレンスを開催。東芝ブースでは、欧州で年内発売予定のHD DVDプレーヤ「HD-E1」を出展している。詳細は、同社とHD DVDプロモーショングループのカンファレンスで発表される予定だが、年内に発売予定で、欧州でのHD DVDプレーヤー第1弾となる。 HD DVDビデオの再生やDVDビデオの再生が可能で、HDMI出力は最高1080i。アナログ音声出力は2chとなるエントリーモデル。価格はプレスイベントで発表予定だが、北米の下位モデル「HD-A1(499ドル)」に近い価格での登場が見込まれる。 また、HDMIの1080p出力に対応し、12bit/296MHzDACや5.1chアナログ出力を備えた上位モデル「HD-XE1」も発売予定。
放送のHD化を受け、HDテレビや、プロジェクタの新製品などが多数出展されている。シャープは31日に国内で発表した亀山第二工場製パネルを搭載した42/46/52型など、液晶テレビ「AQUOS」のフルHDラインナップをアピール。 また、プロジェクタについては、ビクターがフルHDのD-ILAを利用した新プロジェクタを参考出展。0.7型の新D-ILAデバイスを採用し、光学系も新設計としたフロントプロジェクタで、コントラスト10,000:1、輝度700ルーメン以上。 発売日は未定だが、価格については「DLA-HD11K(1,695,750円)」よりは大幅に安くなる見込みで、「他社と競争力のある価格を目指したい」とのこと。AV Watchでは、IFA 2006を随時レポートする。 □IFA 2006ベルリンショーのホームページ(英文) ( 2006年9月1日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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