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IFA2006会場では、Blu-ray Disc関連の新製品発表も続いている。 8月31日(現地時間)に開催されたBlu-ray Disc Associationのプレスカンファレンスでは、Sun Microsystemsを新たに幹事会社(Board of Directors)に加えることや、TDKが片面6層200GB容量のディスクを開発したことを発表している。 TDKのディスクは、各層33.3GBの容量を持つ6層ディスクで、24Mbpsの映像を最高18時間記録可能としている。同ディスクは「Blu-rayの可能性を示すもの」とのことで、製品化の予定などは未定だが、「ライバルと比較して、その先進性を理解してもらえるだろう」とする。 また、SPHEやParamoutが欧州へ11月以降にタイトル投入すると発表。さらに、Warner Home VideoがFull Metal JacketやSpace Cowboyなど10タイトル以上の年内投入を明らかにするなど、欧州での市場立ち上げに向けて、各社の取り組みが進んでいる。
■ 各社がBlu-rayプレーヤーを出展 BDプレーヤーについても各社が製品を発表。Panasonicは、北米でも今秋発売予定のBlu-ray Discプレーヤー「DMP-BD10」を11月6日に発売する。価格は1,499ユーロ。 BD-ROMディスクの再生のほか、DVDビデオ、DVDオーディオ、音楽CDの再生に対応。独自のI/P変換技術「P4HD」により、ピクセル単位での演算を行ない、高品位な映像再生を実現するという。HDMI出力も装備し、HDAVI(日本ではVIERA Link)に対応。BD/DVDの1080pでのアップコンバート出力も可能となっている。 ビデオDACは、14bit/297MHz。SCART端子や、コンポーネント出力を装備。7.1ch音声出力も備えている。Blu-ray Disc Associationのブースでは、H.264の再生デモなどが行なわれている。
ソニーも北米で今秋発売予定の「BDP-S1」を出展。欧州でも同プレーヤーの発売を予定しているが、発売は来年になる見込み。価格も「北米(999ドル)よりは高くなる」という。 シャープは、日本で発売されている「AQUOSハイビジョンレコーダ」によく似た筐体のBlu-ray Discプレーヤー「DV-BP1」を参考出品。HDMI出力は1080pをサポートし、同社の液晶テレビ「AQUOS」をコントロールできるFAMILINK(AQUOSファミリンク)に対応する。 PhilipsもBDプレーヤー「BDP9000」を発表。北米では今秋に、欧州では2007年の初頭にリリースする予定。HDMI出力を装備し、1080p出力に対応するほか、JAVAを用いた拡張機能もサポートする。
また、Lite-ONは、Blu-ray Discドライブや、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-X1」も出展している。BDP-X1は、BD-ROM/R/REやDVD、CDなどの再生に対応。ドルビーデジタル・プラス、ドルビーTrueHD、DTS-HDなどの音声もサポートするという。外形寸法は430×345×93mm、重量は約5kg。 なお、同社では、HD DVDプレーヤー「HDP-Z1」も併せて出展している。
□IFA 2006ベルリンショーのホームページ(英文) ( 2006年9月2日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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