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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、三菱電線工業株式会社、株式会社アクロジャパンと共同開発した高級ケーブル「ESOTERIC MEXCEL(メクセル)」シリーズの新モデルとして、7Nクラス銅を採用した電源ケーブル「7N-PC9100 MEXCEL」(1.5m)を9月10日より発売する。価格は367,500円で、400本の限定。50cm毎に94,500円で延長も可能。
MEXCELは、三菱電線工業が開発したMEDIS電着絶縁法を用いた導体素材。形状に関わらず均一な絶縁が得られるという。 「7N-PC9100 MEXCEL」は、主要導体にストレスフリー加工の7Nクラス銅(純度99.99999%以上)のMEXCEL素線を採用した電源ケーブルで、MEXEL素線(0.32φ)50本の芯線2本と、4.5Nクラス銅の素線(0.32φ)×50本のアース線の3芯構造。主要導体とアース導体の撚り方向を素線と逆にツイストすることにより、線間ノイズの低減と、MEXCEL素線との相乗効果による導体自身の低ノイズ化を図っている。 導体の絶縁体としてポリオレフィン樹脂による被膜を施し、内部シースにはポリオレフィン樹脂に、金の次に比重の重いタングステン粉体とアモルファス粉体、カーボンを練りこんだ「ハイブリッド高分子ポリオレフィン素材」を採用、静電誘導によるノイズや電磁波ノイズを吸収するという。シールドは銅マイラーテープとUEW被膜編組銅線による2重構造で、外部シースはUVポリウレタン。ケーブル外径は約15.5mm。
同社は、「1本1本絶縁された7Nクラス銅のMEXCEL素線50本を撚り合わせた構造からもたらされる優れたSN感と相まって、濁りがなく広大なダイナミックレンジと共に抜けが良く力感のある低域再生を可能にする」としている。 パワープラグとIECコネクタは、接触部分に鉄成分を含まない特殊リン青銅で、24K直金メッキに加えパラジウムメッキを施した独自設計。パワープラグの接触部分には、鏡面並みの平滑性を持たせるためにバフ仕上げを2度行なった後に同じメッキ処理を施し、耐食性・耐摩耗性など経年変化の防止を図っている。 コネクタ本体は特殊樹脂を削り出したもので、振動を分散・吸収するためのスリットや、アルミリング、カーボンケブラーコンポジットスリーブなどを採用。不要振動を抑制したという。
(2006年9月6日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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