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セイコーエプソン株式会社は、DVDプレーヤー、スピーカーを一体化した液晶プロジェクタの新モデルとして「EMP-TWD3」と、同製品にスクリーンをセットにした「EMP-TWD3SP」を9月21日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「EMP-TWD3」が15万5,000円前後、「EMP-TWD3SP」が16万円前後の見込み。
EMP-TWD3は、液晶プロジェクタに日本ビクター株式会社製のDVDプレーヤーと高音質DDスピーカーを一体にした製品で、一台で簡単にホームシアターを実現できるのが特徴。 2005年9月発売の従来モデル「EMP-TWD1」で要望が多かったというPC接続用のアナログRGB(D-sub 15ピン/コンポーネント対応)端子を新たに搭載し、コンポーネント変換ケーブルも付属。また、スライドショー作成が可能なPCソフト「デジカメde!!ムービーシアター2 LE 」も同梱した。それ以外の仕様は「EMP-TWD1」と同じ。 0.55型/854×480ドットのワイド液晶パネルを3枚用いた「3LCD(液晶3板式)方式」を採用し、ランプは出力135WのE-TORLを搭載。輝度は1,200ルーメン、コントラスト比は1,000:1。 レンズは1.5倍のマニュアルズーム/フォーカスレンズで、2mで80型の投写が可能。さらに、上下最大2画面分、左右最大1.5画面分のレンズシフト機能も装備している。投写サイズは30~300型。 カラーバランスを最適化する独自の「エプソンシネマフィルタ」を採用。様々な視聴環境に合わせて色調と輝度の最適化を行なったという、「ダイナミックモード」、「リビングモード」、「シアターモード」、「シアター・ブラックモード」の4種類のプリセットモードも備える。 DVDプレーヤー部は日本ビクター製。DVDビデオのほか、DVD-R/RWにも対応する。音楽CDや、CD-Rなどに保存されたMP3やWMAの再生も行なえる。「デジタルダイレクトプログレッシブ回路」を搭載。ドルビーデジタル、DTSのデコーダを内蔵する。 内蔵ステレオスピーカーは、ビクターの「DDスピーカー」(DIRECT DRIVE STICK SPEAKER)。10WのDDスピーカー2個を外向きに配置し、広い指向特性を実現。入力レベルに応じた低域の強調を行ない、高いレベルでのノイズの発生を抑えると同時に、低域を補強するという「AHB」(アクティブ・ハイパー・バス)回路も搭載するほか、自然な音の広がりを得られるという「αサウンドモード」も利用できる。
入力端子はS映像とコンポジット、アナログ音声が各1系統。アナログRGB(D-sub 15ピン/コンポーネント兼用)は1系統で、解像度は最大1,280×1,024ドットまで対応。出力端子として、ヘッドフォン、サブウーファ出力、光デジタル音声出力を装備。外形寸法は340×310×180mm、重量は約7.0kg。消費電力は230W。付属する「デジカメde!!ムービーシアター2 LE 」の対応OSはWindows 2000/XP 。 「EMP-TWD3SP」はEMP-TWD3に80インチ/16:9のスプリングローラー式ホワイトスクリーンを同梱した製品で、専用スタンドも付属する。プロジェクタの仕様は共通。 付属スクリーンの外形寸法は1,780×40×1,010mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.9kg。スタンド部分は台座が500×580mmで、高さは980~1,610mmで調整可能。重量は約2.5kg。
□エプソンのホームページ
(2006年9月7日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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