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ソニー、小型/軽量化したHDVハンディカム最上位モデル
-クリアビッドCMOS三板式「HDR-FX7」


11月11日発売

標準価格:オープンプライス


「VCL-HG0862」装着時

 ソニーは、HDVカメラの最上位モデル「HDR-FX7」を11月11日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は38万円前後の見込み。

 ミニDVテープにHD映像を記録するHDVカメラの最上位モデル。従来モデル「HDR-FX1」と比較して、容積比で約40%小型化、重量で約25%の軽量化を実現した。外形寸法は145×322×156mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg(FX1は154×362×182mm/1.9kg)。

 新開発の約112万画素(有効約104万画素)の「クリアビッドCMOSセンサー」を3枚利用した「3クリアビッドCMOSセンサー」方式を採用。黒つぶれや白トビを抑えた自然な階調表現を実現するほか、CMOSの特性上スミアも発生しない。

 また、画像処理エンジン「エンハンスド・イメージング・プロセッサー」で、1,920×1,080ドットのハイビジョン映像信号を信号相関画素補間により生成し、HDVモードでは1,440×1,080ドットで記録する。同社では、「高解像度な映像を実現する」としている。記録モードはHDVモード(1080i)とDV(480i)モード。720p記録には対応していない。

 レンズは光学20倍ズームのカールツアイス「バリオ・ゾナーT*」(F1.6~2.8)で、35mm換算時の焦点距離は37.4~748mm(16:9)/45.7~914mm(4:3)。アクティブレンズ方式の手ぶれ補正機構も備えている。レンズには特殊低分散ガラスを使用し、色収差の低減などを図っているほか、多層膜コーティング技術「T*コーティング」により優れた色再現を実現したという。また、撮影中の映像を約1.5倍に拡大して記録する「デジタルエクステンダー」機能も備えている。

 ズームリングやフォーカスリングはそれぞれ独立したリングを採用。画面中央を拡大表示してモニタで確認できる「拡大フォーカス」機能や、輪郭を強調して表示する「ピーキング」機能も搭載する。ズームリングの後方には、明るさ/アイリスダイヤルも備えている。

 液晶モニターは3.5型/21万画素の「クリアフォト液晶プラス」を搭載し、FX1の液晶に比べ、約1.6倍のコントラスト比、広色域を実現しているという。ビューファインダーは25万画素0.54型。

 シネマトーンガンマなどの細かな画質設定が可能な「ピクチャープロファイル」も搭載。最大6個のプロファイルを本体に登録可能。フェーダーや逆行補正、スポットライトなどの機能を6つのボタンに割り当て可能な「ユーザー設定ボタン」も搭載する。

 メモリースティックDuoスロットも装備し、1,440×810ドット/1,080×810ドットでのJPEG静止画記録に対応。また、新たにHDMI出力端子を搭載したほか、i.LINKやD3/1出力を装備。S映像/ビデオ入出力は特殊コネクタで、S映像出力には別売ケーブルが必要となる。

 バッテリは別売で同社の「インフォリチウムL」シリーズが利用可能。インフォリチウムバッテリ「NP-F570」利用時のHDV連続撮影時間は約2時間35分。ワイヤレスリモコンやUSBケーブル、アイカップ、D端子ケーブルなどが付属する。

 別売のアクセサリーとして、0.8倍ワイドコンバージョンレンズ「VCL-HG0862(44,940円)」や、CPLフィルターキット「VF-62CPK(15,750円)」、液晶遮光フード「SH-L35W(5,250円)」などが用意される。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200609/06-0907/
□関連記事
【2004年10月27日】【EZ】1080i撮影を実現したハンディカム「ソニー HDR-FX1」
~ ついにビデオカメラもHD時代到来か? ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041027/zooma177.htm
【2004年9月7日】ソニー、民生用初の1080i対応HDVカメラを10月に商品化
-PC編集用プラグインもアドビなどから提供予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040907/sony1.htm

( 2006年9月7日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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