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日立、“先進デザイン”のデジデジWレコーダ新「Wooo」
-ピアノブラックの1TBモデルなど。20キー「らくリモ」付属


DV-DH1000S

10月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社日立製作所は、新デザインのハイビジョンレコーダ「Wooo」3モデルを10月上旬より発売する。1TB HDD搭載の「DV-DH1000S」、500GB HDD搭載の「DV-DH500S」、250GB HDD搭載の「DV-DH250S」の3モデルが用意され、価格は全てオープンプライス。

型番 仕様 発売日 店頭予想価格
DV-DH1000S 1TB HDD
HDMI/i.LINK
10月上旬 約20万円
DV-DH500S 500GB HDD
HDMI/i.LINK
約15万円
DV-DH250S 250GB HDD
HDMI
10月中旬 約12万円

左からDV-DH500S、DV-DH1000S、DV-DH250S

 新モデルの特徴はデザイン。「テクノロジーの先進性をデザインで表現した」という「Cutting edge Design」を採用。前面を斜めにカットし、天板のラウンドフォルムを活かした筐体に、携帯電話の塗装ノウハウを活かして高級感を演出した仕上げを施し、「インテリアの一要素として際だつデザインを目指した」という。

 ボディカラーは各モデルごとに異なっており、「DV-DH1000S」がUV塗装仕上げを施したピアノブラック、「DV-DH500S」がシャンパンシルバー、「DV-DH250S」がミレニアムシルバー。

 近年の薄型テレビ市場の拡大により、テレビ用のラックも、CRT時代のガラス扉を備えたものから、薄型テレビ用のオープンラックへの移行が進んでいる。そうしたテレビ周辺機器を取り巻く環境の変化を受け、そのまま部屋に置いても違和感のないデザインを目指し、「筐体そのもののデザイン、特に上面のデザインにこだわった」という。


DV-DH500S DV-DH250S

 なお、本体上面に操作ボタンを備えているため、新Woooの上面に重ね置きをする機材によっては、それらのボタンと干渉する可能性もある。「基本的には一番上に設置して欲しい」とのことだが、新Woooの組み合わせであれば、2台積み重ねても操作できるようになっている。

前面をカットした独特のデザインを採用 前面から天板にかけて丸みを帯びている 天板にWoooの刻印。前面にビデオ入力も備えている

DV-DH1000S。中央部が青く光る

 筐体デザインは一新しながらも、基本機能は5月に発売した「DV-DH Dシリーズ」を踏襲。全モデルで2系統の地上/BS/110度CSデジタルチューナと、1系統のアナログチューナを内蔵し、ハイビジョンを2番組同時録画できる「デジデジ2コ録り」に対応する。

 録画モードはデジタル放送のTS録画に加え、XP/SP/LP/EP(6時間)/EP(8時間)を用意する。HDDレコーダ内蔵のPDP/液晶テレビ「Wooo HR9000シリーズ」が採用するHDトランスコード/トランスレート技術「XCodeHD」は備えていない。

 従来モデルからの強化点は、視聴中の番組を番組表(EPG)画面から録画実行可能としたほか、起動時間を若干高速化した。また、i.LINKを備える上位モデルのDV-DH1000S/DH500Sは、HDD内蔵のPDP/液晶テレビWoooシリーズとの連係機能「WoooでLink」を強化。最新のHR9000シリーズだけでなく、HR8000シリーズの録画番組もi.LINK経由でムーブし、取り込むことができる。


デジタルWチューナーや、HDMI出力端子を装備する

 なお、DV-DH1000S/DH500Sで搭載するi.LINK端子は、従来モデルの2系統から1系統に削減されたほか、キーボード用のUSB端子が省かれた。また、外部入力を検出した自動録画機能を削除、1TBモデルではアナログ放送用のGRTが省略されている。

 従来モデル同様にダイジェスト再生機能「いいとこ観」を搭載。録画した番組の映像と音声を解析し、重要なシーンを自動的に抽出して再生可能で、再生時間は5分から30分まで、5分間隔で設定できる。サッカーや野球、音楽などジャンルに応じたダイジェスト再生も可能となっている。

 また、キーワード設定だけで自動録画を行なう「お気に入り自動録画」も搭載。番組名やジャンル、ユーザー、チャンネルごとに自動的に録画番組をカテゴリー分けして分別できる「ワケ録」も引き続き搭載している。


DVDドライブ部

 DVDドライブ部はDVD-Rの16倍速、DVD-RWの6倍速、DVD-RAMの5倍速記録に対応。DVD-R/RWはVRモードもサポートするほか、DVD+R/RWの再生も可能。また、同社のDVDカム「Wooo」で撮影した未ファイナライズの8cm DVD-Rの再生も行なえる。

 新たに20キーの簡単リモコン「らくリモ」が付属。ボリュームや入力切替のほか、「見る」、「録る」の2つの大型ボタン、十時キー、決定キーなどにボタン数を絞り、シンプルな操作性を目指した。59キーのフルスペックリモコンも付属する。らくリモの「見る(緑色)」はフルスペックリモコンの「ワケ録」機能、「録る(黄色)」キーは「番組表」にそれぞれ割り当てられている。

 前面にSDカードスロットやS映像、コンポジット、アナログ音声入力端子を装備。背面にはS映像、コンポジット、アナログ音声入力を各2系統備える。

 出力端子は全モデルHDMIと、D4、S映像、コンポジット、光デジタルを各1系統、アナログ音声を2系統用意する。映像DACは10bit/74.25MHz、音声DACは24bit/192kHz。外形寸法は430×340×75mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6.2kg(DH1000S)/約5.5kg(DH500S)/約5.4kg(DH250S)。

フルスペックリモコン(左)と、らくリモ(右)を用意 フルスペックリモコン 20キーのシンプルリモコン「らくリモ」。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/09/0914a.html
□関連記事
【4月4日】日立、ダイジェスト再生/自動録画対応のハイビジョンレコーダ
-1TBモデルを含む全機種デジタルWチューナ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060404/hitachi4.htm

( 2006年9月14日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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