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株式会社東京放送(TBS)と株式会社ビックカメラは19日、2006年秋から番組宣伝やグッズ販売などの分野で業務提携することで合意したと発表した。 TBSは2005年8月に、ビックカメラを含む4社に対して、第三者割当増資及び自己株処分を実施。以降、協力関係の強化と新たな顧客獲得、市場開拓につながるような業務提携に向けた話し合いを続けてきたという。その結果、ビックカメラとの間で番組宣伝、グッズ販売、Webサイトでの相互リンク、共同商品開発の4分野をメインとした業務提携を行なうことで合意したという。 ・ビックカメラ店舗でTBS番組の宣伝 ビックカメラの各店舗の店頭モニターや、店舗外の大画面ビジョンでTBSの番組宣伝ビデオを上映する。9月20日からビックカメラ全店舗のモニターで、TBS秋の新番組を紹介。TBSの番組認知度向上や視聴率アップに繋げたい考え。さらに、番組だけでなく、TBSが手がける映画や公演などの案内にも宣伝対象を広げる計画だという。 ・ビックカメラ店舗へのTBSストアの出店 ビックカメラの店舗内に、TBSグッズを販売する「TBSストア」を出店。販売するのは、赤坂のTBS放送センターや東京駅構内の店舗、TBSの直販サイト「ishop」で取り扱っている商品。 ビックカメラの店舗に出店することで、TBSの番組宣伝の強化と共に、TBSのイメージ向上やファンの拡大、グッズ販売事業そのものの拡大も目指すという。 第1号店としては、9月28日に新開店する「ビックカメラ・ラゾーナ川崎店」にTBSストアを出店。その後、順次他の店舗にも拡大していく予定。なお、グッズ販売事業の実務は、TBSと三井物産が出資しているグランマルシェが担当する。 ・Webサイトの相互リンク ビックカメラの通販サイトと、TBSのWebサイトを相互リンク。デジタルコンテンツのプロモーションや、ビックカメラのネット販売強化など、シナジー効果を目的としている。今後はTBSの「ishop」との連携も模索。全体的な品揃え強化や、番組認知度向上などにつなげていくとしている。 ・オリジナル商品の共同開発・販売 両社が共同で新商品の開発に取り組むというもの。TBSはショッピング番組などで培った企画販売ノウハウを、ビックカメラは顧客獲得能力と企画販売力を用いて新商品を開発。完成した商品をishopやビックカメラの店舗などで販売する。
スケジュールとしては、年内をメドにビックカメラのオリジナル商品をTBSのショッピング番組などを通じて販売するという。なお、こちらの実務もグランマルシェが担当する。
□ビックカメラのホームページ
(2006年9月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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