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パラマウント ホーム エンタテイメント ジャパン株式会社は19日、2006年末から2007年にかけてリリースを予定している新タイトルを紹介するラインナップ発表会を開催。映画「ブラック・レイン」のデジタル・リマスター版をDVD、およびBlu-ray Disc、HD DVDの3フォーマットで発売することを明らかにした。
■ ブラック・レイン 高倉健と松田優作、マイケル・ダグラスが共演した映画「ブラック・レイン」を「ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション」として次世代DVD化する。発売日はBDビデオが12月22日、HD DVDが11月17日。ともに本編と特典ディスクの2枚組み。各フォーマット・バージョンの主な仕様と価格は下表の通り。
ブラック・レインのBD版とHD DVD版は8月30日に発売がアナウンスされたが、具体的な発売日や価格は未定となっていた。同社ではHD DVDタイトルでは10月20日に「クライシス・オブ・アメリカ」、「U2 魂の叫び」、「フォー・ブラザーズ」の3タイトルを発売するほか、発売日未定ながら「ミッション:インポッシブル スペシャル・コレクターズ・エディション」と「M:I-2」も年内にリリースすると発表している。さらに、「2006年内に7本以上を発売予定」としており、上記以外に1タイトル以上が年内に追加発表される見込み。 ブラック・レインのBD/HD DVD版には、本編ディスクにリドリー・スコット監督による音声解説や、脚本とキャストの説明、メイキング、劇場予告編などを収録。特典ディスクの仕様や特典内容は未定となっているが、後述するDVD版の特典と同じ内容を収録する予定だという。
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DVD版は11月17日に発売される。タイトル名は「ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション」。スリーブデザインは日本オリジナルで、本編と特典ディスクの2枚組みを収めている。価格は通常版が4,179円(PPF-111860)だが、初回限定の特別価格として714円低価格な3,465円(PPFA-111860)を用意。初回版が無くなり次第、4,179円に切り替わる。
【追記】 本編はデジタル・リマスター映像で、映像はシネマスコープサイズをスクイーズ収録。音声は英語と日本語をドルビーデジタル5.1chで収録。次世代DVD版と同様に監督によるオーディオコメンタリーや、メイキングなども収録。さらに、監督や高倉健、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアらの撮影当時のインタビューと現在の最新インタビューを合わせて収録している。
特典ディスクは日本独自のものとなっており、収録時間は約40分を予定。初公開となる松田優作のオーディション映像や、出演した日本人俳優のインタビューとして内田裕也、小野みゆき、ガッツ石松、島木譲二らが登場。さらに、作品のファンである芸能人として上田晋也、太田光、リリー・フランキーらのインタビューも収録。ほかにも、フォトギャラリーや劇場公開時のテレビスポットなども収めている。
なお、2006年は松田優作の18回忌にあたり、プロジェクト「18th Y Project life with YUSAKU MATSUDA」が実施される。松田優作の関連商品がリリースされるというもので、松田優作が好んだ楽曲を集めたコンピレーションCDが11月11日に発売。以降、11月3日にはミュージシャンとしての松田に迫るDVD「松田優作 ALIVE~アンビバレンス~公式海賊盤」(11月3日発売/初回限定BOX:9,975円/通常版:3,990円/発売:デジタルサイト/販売:ジェネオン エンタテインメント)を発売。 さらに、2007年2月23日には「リスペクト優作 松田優作BOX 2007」が発売される。「野獣死すべし」、「蘇る金狼」、「探偵物語」、「人間の証明」などを収録したBOXで、太田光によるコメンタリーやインタビューも収録。松田優作をリスペクトする著名人からのコメントを収めたブックレットも付属するという。発売は角川ヘラルド映画、販売は角川エンタテインメント。価格は10,290円を予定している。
□ブラックレイン リマスター版(DVD版)のタイトル情報
■ 海外ドラマにも注力
「24」や「LOST」など、海外ドラマへの注目が集まる中、パラマウントでもスティーブン・キング原作の「デッド・ゾーン」を7月からレンタルリリースしている。 それに続く大作TVドラマシリーズとして、「THE 4400」(フォーティ・フォー・ハンドレッド)のリリースがアナウンスされた。シーズン1の第1巻から3巻までは2006年12月にレンタル開始。シーズン1のセル版は今冬の発売が予定されている。 フランシス・フォード・コッポラが製作総指揮として参加した連続ドラマで、2004年夏に米国のUSAネットワークで放映。同年度の最高平均視聴率を獲得し、エミー賞にもノミネート。日本では「東京ファンタスティック映画祭2005」にシーズン1の“イッキ見上映”イベントを行ない、90%の観客が「面白い」と回答したという。 過去半世紀にわたり、各国で計4,400人の人々が忽然と姿を消す。そして2004年。彼らは宇宙から光る球体と共に舞い戻って来た。だが、年恰好は失踪当時のままであり、失踪中の記憶も無く、その代わりにそれぞれが“特別な力”を備えていた。彼らに何が起こったのか? なぜ戻ってきたのか? 壮大な謎に国土安全保障省のエージェント、トムとダイアナが挑む。 同社では他のDVDタイトルに「4400」の第1話を収録するなどのプロモーション展開を予定。また、既報の通り阪急コミュニケーションズと協力し、7月12日発売の週刊誌「ニューズウィーク日本版」に「4400」と「デッド・ゾーン」の各1話を収録したDVDを同梱するなど、ユーザーへの認知拡大を図る。さらに、サプライズ展開も予定しているという。
□パラマウントのホームページ
(2006年9月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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