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ソニーは、DV/HDVカメラとi.LINKで接続する業務用ポータブルHDDユニット「HVR-DR60」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスだが、市場推定価格は17万円前後。 HVR-DR6には、1.8型60GB HDDを内蔵し、HDV(1080i)/DVCAM/DV形式で、最大約4時間30分の記録が可能なポータブルHDD。「コンピュータモード」と「ビデオモード」の2つの動作モードが用意され、ビデオモードで、i.LINK端子でDV/HDVカメラと接続して、HDV/DVCAM/DVストリームで撮影する。 外部RECコントロール機能を持った「HVR-V1J」や「HVR-Z1J」などと接続する場合は、カメラ側からHVR-DR60をコントロールして、テープと同じ映像を「シンクロ記録」が可能。外部RECコントロール機能を持たないカムコーダの場合は、「HVR-DR60」がビデオカメラのステータスを約1秒に1回チェックする「フォローモード」で対応する(最大約2秒遅れる)。 また、HVR-V1Jとの組み合わせると、テープ無しでもRecコマンドを操作でき、HDDにのみに映像を記録することが可能となっている。さらに、HVR-V1Jの液晶モニターで、「HVR-DR60」の状態や、HDD残量、バッテリ残量、記録規格などのステータスを確認することができる。 HDDのフォーマットはFAT32で、ファイルの記録形式はHDが「.m2t」(1080i)、SDが「AVI Type1」。平均転送速度はビデオモード時28.8Mbps、コンピュータモード時80Mbpsとなっているコンピュータモードに切り替え、パソコンとi.LINK接続すると特殊なドライバなしで外部ドライブとして認識され、動画ファイルを実時間の1/3でパソコンに転送することができる。 HDDは、衝撃吸収材で物理的に保護する「耐衝撃ダンパー」、一定以上の重力を検知すると自動的にHDDのヘッドが退避する「3Gセンサー」、ヘッド退避時に最大14秒までメモリに記録する「キャッシュメモリー」の3つから構成される「HDDスマートプロテクション」で保護。最大約100cmの落下衝撃から記録データを保護するとしている。
電源にはインフォリチウム Lシリーズバッテリを採用し、最大約13.5時間の連続運用に対応する。バッテリーは別売り。本体の底面に三脚穴を備え、付属のシューアダプターでカメラのシューに取り付けることが可能。外形寸法は約81×100×45mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約230gとなっている。
□ソニーのホームページ ( 2006年9月21日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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