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大阪府警生活安全特別捜査隊と、浪速署や大淀署など19の警察署は20日、違法コピーしたアニメDVDやパソコンソフトを、大阪・日本橋の電気街(通称でんでんタウン)で露天販売したとして、大阪市の無職男性(39歳)ら27人を著作権法違反の疑いで検挙した。27人中20人は逮捕、7人を取り調べているという。 これは、22日にACCSが明らかにしたもの。それによれば、男性らは20日の午後3時、でんでんタウンの路上において、「駅すぱあと」のコピーCD-Rなどを、販売する目的で多数所持していたという。 さらに、露店や、近くのコインパーキングに駐車していた車の中、関係者らの自宅など複数の場所を捜索した結果、CD-RやDVD-Rなど、約5,000点を押収したという。 ヴァル研究所の「駅すぱあと」のほか、ジャストシステムの「一太郎2006」、「花子2006」などのパソコンソフトに加え、アニメDVDの「名探偵コナン 劇場版」(小学館プロダクション)、「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」(シンエイ動画)の海賊版DVDが含まれているという。 日本国際映画著作権協会(JIMCA)、社団法人日本映像ソフト協会(JVA)、社団法人日本レコード協会(RIAJ)、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の4団体は、でんでんタウンで大規模な著作権侵害が行なわれてきた実態について、様々な対策を講じてきた。 海賊版ソフトの露天商は全国で報告されているが、でんでんタウンは露天に関する一般からの情報提供が多く、2005年から30人以上が検挙され、被害額は昨年1年間で約200億円にのぼるなど、「特に侵害行為が深刻な地域」だったという。
4団体は今後も海賊版露天商を排除すべく、積極的な侵害対策活動を行なうと同時に、消費者に向けても海賊版を購入しないよう呼びかけていく考え。
□ACCSのホームページ
(2006年9月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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