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ボーズ、5.1chスピーカーと2.1chオーディオシステム
-2.1chシステムはDVD/MP3再生対応で約10万円


AM-10IVのサテライト/センタースピーカー
10月30日発売

標準価格:「AM-10IV」135,450円
       「AMS-1 IV」104,790円


 ボーズ株式会社は、5.1chスピーカー「AM-10」シリーズの新モデル「AM-10IV」と、DVD/CDプレーヤーとアンプをセットにした2.1chサウンドシステム「AMS-1IV」の2モデルを10月30日に発売する。価格は「AM-10IV」が135,450円、「AMS-1 IV」が104,790円。


■ AM-10IV

AM-10IV

 5.1chスピーカーセット「AM-10」シリーズの新モデル。型番は「AM-10IV」(エーエームテン・シリーズフォー)。カラーリングはブラックとホワイト(W)の2色を用意する。

 新モデルと従来モデルの最大の違いは、センター用スピーカーが横置きタイプのものに変更されたこと。フロントやサラウンド用のサテライトスピーカーは従来と同じ2ピース構造となっており、ユニットの向きを変えることで直接音を間接音のバランスをコントロールでき、小さなスピーカーながら広い音場を再現できるという。

 サテライトスピーカーとベースモジュールで構成される、独自の「アクースティマス・システム」を採用しており、特定周波数帯域以下の低音を全てベースモジュールが担当することで、サテライトの小型化を実現している。

 サテライトスピーカー4本には60mm径のユニットを各2基搭載。外形寸法は78×104×157mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.1kg。センターにも60mm径ユニットを2基内蔵するが、角度を変更することはできない。外形寸法は153×99×78mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.1kg。

センタースピーカーが横置きタイプとなった サテライトは2ピース構造で、ユニットの向きを変えることで直接音を間接音のバランスをコントロールできる ベースモジュール

ベースモジュールには、独自の低音再生技術「アコースティック・ウェーブガイド」を採用

 ベースモジュールには、独自の低音再生技術「アコースティック・ウェーブガイド」を採用。2mの共鳴管を3重に折り曲げた構造になっており、13cm径のウーファユニットを2基、内部に下向きに設置。同時同位相駆動することで、信号に忠実でリニアな重低音再生が行なえるという。定格出力150Wのアンプを内蔵。外形寸法は211×645×414mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は16.3kg。

 なお、ベースモジュールにサテライト駆動用アンプは内蔵していないが、AVアンプなどからのサテライト用出力もベースモジュールに一旦接続する必要があり、専用のシステム接続ケーブルを同梱。フロントとセンター用に6mのコードを3本、リア用に15mのコードを2本付属している。システム全体のインピーダンスは6Ω。

 ベースモジュールには、小音量時でもバランスのとれた再生が行なえるという「P.A.P回路」や、部屋の音響特性に合わせた補正を行なう「R.A.C.回路」、全ての低域信号の位相を整合してから合成する「ベースパワーサミング」などの独自技術を投入している。


■ AMS-1 IV

AMS-1 IV

 DVD/CDプレーヤーと、アンプユニット、2.1chスピーカーで構成されるサウンドシステム。3年ぶりのモデルチェンジとなっており、アンプやプレーヤーユニットのデザインも大幅に変更。仕上げはスピーカーに合わせたマットなものを採用している。カラーリングはブラックのみ。

 付属のスピーカーは単体発売もされている2.1chモデル「AM-5III」(59,800円)で、ベースモジュールとサテライトスピーカーで構成されたアクースティマス方式を採用。サテライトには60mm径ユニットを2基搭載し、反射音と直接音のバランスを調整できる「ダイレクト/リフレクティング」方式を採用している。

 サテライトの外形寸法と重量は78×104×157mm(幅×奥行き×高さ)で1.1kg。ベースモジュールは13cm径ウーファを2基搭載し、外形寸法と重量は485×192×358mm(同)で、9.1kg。

プレーヤーとアンプ、2.1chスピーカーのセット。写真のスピーカースタンドは別売となっている 上段がDVD/CDプレーヤー、下段がアンプ サテライトスピーカー

 DVD/CDプレーヤーは、DVDビデオだけでなくCD-R/RWに収録したMP3ファイルの再生にも対応。出力はD2、コンポジット、S映像、アナログ音声、光デジタル音声を各1系統用意。外形寸法は245×270×81mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.1kg。

 アンプユニットには、AMS-1シリーズ初となるデジタルアンプを採用。出力は42W×2ch(6Ω)。AM/FMチューナも備えている。音声入力はアナログ(2ch)を3系統で、内1系統は前面入力(ステレオミニ)。また、PHONO入力も1系統備えている。外形寸法は245×295×81mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.5kg。

 小音量時でもバランスのとれた再生が行なえるという「P.A.P回路」や、部屋の音響特性に合わせた補正を行なう「R.A.C.回路」なども備えているほか、プレーヤーとアンプの両方を操作できるリモコンも同梱する。

背面 付属のリモコン


■ ゆとり世代に使いやすく、高音質なオーディオを

広報宣伝部の井上克也氏

 新モデルについて、広報宣伝部の井上克也氏は「いずれもコンパクトなサテライトとベースモジュールを組み合わせているが、省スペース性だけを考えてこのサイズにしているわけではない。低音の位相干渉を防ぐために、低音再生をベースモジュールに担当させるなど独自の技術を投入しており、このサイズからは想像できない豊かなサウンドが楽しめる」と魅力を説明。

 また、「AMS-1 IV」のターゲット層としては、「かつてオーディオを楽しみ、現在は定年退職などでゆとりが出た中高年層に向けてアピールしたい。昔のレコードを良い音質で手軽に楽しんで欲しいという思いからPHONO入力も備えた。また、前面にステレオミニの入力を備えることで、iPodなどの新しいデジタルオーディオプレーヤーとも簡単に連携できる」と語った。

□ボーズのホームページ
http://www.bose.co.jp/
□ニュースリリース (AM-10IV)
http://www.bose.co.jp/news/2006/092606.html
□ニュースリリース (AMS-1IV)
http://www.bose.co.jp/news/2006/092605.html

(2006年9月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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