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日本ビクター株式会社は、コンシューマ向けとして初めてFUJINONレンズを採用したフルHDの3CCDカメラシステムを開発。同システムを搭載したフルHD撮影可能な「ハイビジョンHDDムービー」の試作機を10月3日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2006」にて参考展示する。
新開発の1/5型、総画素1,016×558ドット(有効976×548ドット)の16:9のプログレッシブスキャンCCDを3枚使用。斜め画素ずらし構造を採用することでフルHD(1,920×1,080ドット)に対応する。 新CCDでは、従来比約2倍の画素サイズ(3.28×3.28μm)を持ち、MTF(Modulation Transfer Function)や感度の向上を図っている。入力信号は1080pとして処理した後、1080iに変換し記録する。 レンズには、放送局向けカメラでの採用例が多いフジノン株式会社の「FUJINONレンズ」を採用。非球面レンズを3枚利用し、そのうち1枚は高屈折率高屈折硝材を用いている。ズーム倍率は公開していないが、ワイド端でF1.8、テレ端でもF1.9とF値の落ち込みを最小に抑えているという。また、放送向けレンズと同じ「NEW EBC(Electronic Beam Coating)コート」を採用し、レンズ表面の不要な反射やフレア、ゴーストなどを抑制している。 CEATECに出展する試作機は、同カメラユニットを内蔵し、同社のスーパーハイエンドプロセッサ、高画質信号処理エンジン「Megabrid」などを活かして、HD記録に対応する。 □日本ビクターのホームページ ( 2006年9月29日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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