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三洋エプソンイメージングデバイス株式会社は、7.1型で1,920×1,080ドットの解像度を持つ低温ポリシリコンTFT(LTPS)液晶ディスプレイや2.6型XGA液晶などを開発。18日よりパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2006」に出展する。 7.1型/フルHD LTPS液晶ディスプレイは直視型のフルHDディスプレイ製品としては世界最小となる。NTSC比100%超の色再現域を持つ同社独自の「Photo Fine Chromarich」の色変換アルゴリズムと、高精細化技術を導入し、同サイズでは最高レベルの310ppi(Pixels per inch)を実現した。 動画処理技術「AME(Auto-Movie-Enhancement)」など、三洋エプソン独自の技術を搭載するほか、駆動回路をモバイル用途に最適化した低消費電力設計としている。 同社ではプロフェッショナル映像機器市場や、個人向けポータブルテレビ、地上デジタル放送対応の車載機器などへの展開を予定している。 また、2.6型で1,024×768ドットのXGA解像度を持つLTPS液晶ディスプレイも開発。ポータブルメディアプレーヤーや携帯電話向けの展開を予定している。 約500ppiという超高精細を実現。上下左右約180度の視野角を持つ「Photo Fine Vistarich」や透過率向上技術を導入し、従来のTN液晶モードに比べて、約20%輝度を向上している。色再現域はNTSC比で約60%。 半透過型液晶にSRAMを内蔵し、最終表示画面を記憶できる液晶ディスプレイも開発した。2.8型の半透過型画素内にRAMを内蔵、バックライト点灯時には26万色表示を行なうが、スリープモードに入った際には反射型方式となり、SRAMが記憶した表示画面を8色で継続表示する。 そのため、スリープモードの低消費電力状態で画像を保持したまま表示内容を確認できる。解像度は320×240ドット。色再現域はNTSC比70%(半透過型)/2%(反射型)。精細度は142ppi。携帯電話などのモバイル機器への採用を見込んでいる。
□三洋エプソンイメージングデバイスのホームページ ( 2006年10月17日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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