日立マクセル、PC向けの音質補正ヘッドフォン6モデル －補正ユニットとヘッド/イヤフォンのセット

HP-U48.OH-BKに付属するVH-OH48

11月25日発売 標準価格：オープンプライス

　日立マクセル株式会社は、MP3など圧縮音源の高音質化を図る技術「Bit-Revolution」(ビット・レボリューション)を採用したヘッドフォンシステム「Vraison」(ヴレソン)シリーズのPC向け製品6モデルを11月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。

型番	ヘッドフォン	USBコントローラ	店頭予想価格
ハイエンド
HP-U48.OH-BK (ブラック)	オーバーヘッド型 VH-OH48	VC-48	3万円前後
HP-U48.IE-SL (シルバー)	インナーイヤー型 VH-IE48
スタンダード
HP-U24.OH-SL (シルバー)	オーバーヘッド型 VH-OH24(SL)	VC-24	2万円前後
HP-U24.OH-BK (ブラック)	オーバーヘッド型 VH-OH24(BK)
HP-U24.OH-WH (ホワイト)	オーバーヘッド型 VH-OH24(WH)
HP-U24.CN-BK (ブラック)	カナル型 VH-CN24		1万円前後

HP-U48.IE-SLに付属のVH-IE48

　九州工業大学の佐藤寧教授と共同開発した高音質化技術を採用するヘッドフォン/イヤフォンシステムの第一弾。CDやMP3などの音をSACDに迫る音質に改善するという。対応OSはWindows XP。

　イヤフォンまたはヘッドフォンと、高域補間などを行なうUSB 1.1接続のコントローラで構成。ハイエンド向けのシステムでは、USBコントローラが24bit/96kHz対応の「VC-48」で、スタンダードモデルには16bit/48kHz対応の「VC-24」となる。いずれも、USBバスパワーで駆動する。

　USBコントローラでは、圧縮やサンプリングにより失われた高音域を、倍音成分を利用して補間。さらに、ハイエンドモデルでは24ビットへの拡張によりダイナミックレンジを120dB以上に拡大し、原音に近い再生の実現を図っている。さらに、ユーザーの聴覚感度に合わせた帯域調整も行なえるという。

ハイエンドモデルのVC-48	スタンダードモデルのVC-24

HP-U24.CN-BKに付属するVH-CN24

　ハイエンドモデルのVC-48はヘッドフォン出力に加え、アンプ接続などが可能なライン出力も備える。イヤフォン/ライン出力はステレオミニ。

　USBコントローラの外形寸法と重量は、33.6×80×14mm(幅×奥行き×高さ)、約23gで共通。詳細な調整が行なえる専用のPCソフトが付属する。

スタンダードモデルHP-U24.OHのヘッドフォン。左からVH-OH24(SL)、VH-OH24(BK)、VH-OH24(WH)

□日立マクセルのホームページ
http://www.maxell.co.jp/jpn/index.html
□ニュースリリース
http://www.maxell.co.jp/jpn/news/2006/news061031.html
□関連記事
【8月31日】日立マクセル、独自の音質補正ヘッドフォンを'07年に発売
－「MP3をSACDに迫る音へ」。第1弾のUSBオーディオは11月
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060831/maxell.htm

(2006年10月31日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.