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日本放送協会(NHK)は2日、NASAとの協力で、史上初となる宇宙ステーションからのハイビジョン生中継が実現可能になったと発表した。 宇宙からのハイビジョン生中継には、NHKとNASAが共同開発したハイビジョン伝送装置を使用。今秋に打ち上げられたスペースシャトル「ディスカバリー」により伝送装置が宇宙ステーションに届けられたことで実現可能となった。 現在、地上400kmの軌道上に3人の宇宙飛行士が滞在し、宇宙ステーションを建設中。ステーションのアメリカ実験棟「デスティニー」とNHKのスタジオを中継で結び、宇宙から見える地球の姿などをハイビジョンで中継する予定。 NHKでは生中継に向け特別番組を編成する準備を進めており、放送日が決まり次第、改めて告知される。なお、生中継は2回目以降の実施も可能だが、船外からの中継予定はない。 NHKの橋本会長は、「宇宙ステーションは、高度400kmを時速2万8,000kmで地球の周りを飛行しており、その中で宇宙向けの特別仕様の機材を用いて、ハイビジョン伝送を行なうことは画期的な試み」としている。
□NHKのホームページ
(2006年11月6日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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