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株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンは9日、同社が提携している韓国デジタル・ワールド(DW)が、日本の地上デジタル放送に対応したチューナを内蔵したIP通信対応STBを開発したと発表した。同STBにはゼンテックの地上デジタル放送(ISDB-T)用モジュール技術が使われている。 コンシューマ向けのSTBではなく、ホテルや病院、リゾート施設などでの利用を想定したモデル。IPを通じたVODサービスに対応できるため、映画などの有料映像配信サービスを展開できる。 また、ホテルのマネージメント・システムと連動させ、チェックアウトやインスタントビリング(即時支払い)、ルームサービスのオーダーシステムにも利用できるという。 韓国では既にIPのみ対応のモデルがリリースされているが、新モデルでは日本の地上デジタル放送の受信に対応。「今後は日本のホテルや病院、リゾート施設向けのVODシステムを手掛けるオペレーターを中心に販売を予定している」という。
ゼンテックではこのSTBを、11月15日から17日まで、パシフィコ横浜で開催される組み込み総合技術展「Embedded Technology 2006」にて展示する予定。
□ゼンテックのホームページ
(2006年11月9日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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