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日本ビクター株式会社は、MPEG-4 AVC(H.264)の高画質エンコード技術と同技術を搭載したエンコーダシステムを開発した。同技術/エンコーダの利用により、Blu-ray Discへの高画質/長時間記録を実現するという。 新たに開発した「インテリジェントHDエンコード技術」は、独自の手法により高精度に符号化パラメータを制御し、処理量を軽減しながら符号化効率を高めることができる。高精度な2Passエンコードアルゴリズムの開発に加え、スタジオのスタッフとともに、画質チューニングを実施。動きの速い映像や、ディテールの再現が難しい繊細な映像まで、スタジオスタッフが原画と同等と認める高画質なエンコードを可能にしたという。 また、エンコード時の処理負荷も独自の適応型動き推定アルゴリズムにより低減。PC単体の低コストなシステムでも利用可能なほか、高パフォーマンスな分散処理など柔軟なシステム構成に対応する。 同技術を取り入れた「インテリジェントHDエンコーダシステム」は、1,920×1,080ドット、24p/60iのフルHD映像を12~24Mbps程度に圧縮するソフトウェアエンコーダシステム。10月より同社100%出資子会社の株式会社ビデオテックに導入して、稼働を開始しており、高画質/高符号化効率の特徴を生かし、オーサリング業務の営業展開を図るという。
□ビクターのホームページ ( 2006年11月16日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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