シーラス・ロジック、24bit/216kHz対応オーディオDAC －システムノイズを低減し、設計を簡素化

　米Cirrus Logicは24日、24bit/216kHzに対応するステレオオーディオDAC「CS4350」を発表した。米国でサンプル出荷を開始しており、サンプル価格は1万個ロットで1.64米ドル/個(24ピン、TSSOPパッケージ)。量産は2007年第1四半期を予定する。

　CS4350は、最大24bit/216kHzに対応し、ダイナミックレンジ108dBのオンチップPLLをベースとしたマスタークロック採用のオーディオDAC。デジタルテレビやDVDレコーダ、STB、カーAVなどの用途を想定している。

　マルチビット⊿Σアーキテクチャをベースとし、ダイナミックレンジの向上と帯域外ノイズ低減を図っているほか、内蔵PLLはビデオクロックや他の高速クロックソースを使用せず、入力されるLRクロック信号にロックするため、ルーティングにより発生するジッタを抑え、設計を簡易にするとしている。自動サンプルレート検出も搭載。

　そのほか、同社の特許技術「PopGuard」により、電源ON/OFF時のクリック/ポップノイズを制御。標準PCMオーディオ・インターフェイスとTDMインターフェイスに対応し、デイジーチェーンにより4個まで接続可能。8chを1ストリームで受信できる。

□シーラス・ロジックのホームページ
http://www.cirrus.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.cirrus.com/jp/press/releases/P504.html
□製品情報(英文)
http://www.cirrus.com/en/products/pro/detail/P1111.html

(2006年11月24日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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